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地域包括ケアと小さな拠点づくりの一体的な推進に向けた担当者研修会

 

 「小さな拠点づくり」とは、中山間地域で個々の集落を越えて、公民館エリア(旧小学校区)を基本的なエリアとして、今後も安心して将来にわたって人々が住み続けることができるよう、住民自らが話し合い、住民主体で日常生活を支える仕組みを考えていくことです。

 この拠点づくりは、配食サービス、高齢者の見守り、買い物支援等の「生活機能の確保」、自治会輸送等の「生活交通の確保」、特産品づくり・販売、耕作放棄地の解消や集落営農等の「地域産業の振興」を3つの柱として取り組んでいます。

 一方、「地域包括ケアシステム」とは、高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けられるように、住まいを中心として、医療、介護、生活支援、介護予防を包括的に高齢者に提供していくシステムです。

 今回導入された、介護予防・日常生活支援総合事業(新しい総合事業)と生活支援体制整備事業(生活支援コーディネーター配置、協議体設置等)は、高齢者の生活支援ニーズが高まる中で、地域住民を巻き込んだ仕組みづくりを進め、地域包括ケアシステムの構築で求められる介護予防や生活支援の充実を図っていくものです。

 この2つの取組は、どちらも住み慣れた地域で安心・安全に暮らすための仕組みをつくるという「地域づくり」であり、地域において生活支援などの取組を一体的に推進することで、より効果的な動きに繋がっていくことが期待されます。

 そこで、「地域づくり」という観点で「地域包括ケアシステム」と「小さな拠点づくり」の効果的な連携が図れるよう、それぞれの取組を共有し、どのように協働していくのかを考える研修会を開催します。

1.日時

  • 平成29年7月27日(木)13:00から16:30

 

2.場所

  • 島根県出雲合同庁舎702、703会議室(出雲市大津町1139)

 

3.研修内容

1.講演

 (1)中山間地域で日常生活を支える仕組みづくりとして取り組む「小さな拠点づくり」について〔中山間地域研究C〕河原主任研究員

 (2)地域包括ケアシステムの構築と地域づくりの推進について〔松江保健所〕村下所長

2.事例報告

 (1)地域づくりと一体となって進められている「地域包括ケア」の取組について〔大田市地域包括支援センター〕森井所長

 (2)市町村で、地域、行政(地域振興部署と保健福祉部署等)が連携している取組について〔中山間地域研究C〕檜谷研究員
3.グループワーク

 我がまちの地域資源(組織、人、活動など)を活かして、それぞれの役割と相互のつながりをイメージしながら、「地域包括ケアシステム」と「小さな拠点づくり」の一体的な取組の方法について考える。〔中山間地域研究C〕宮田研究員

4.対象者

 市町村及び県の地域づくり・集落対策担当及び地域包括ケアシステム(新しい総合事業、生活支援体制整備事業)担当者。

 なお生活支援コーディネーター、集落支援員等の方で出席を希望される場合は各市町村を通じて報告願います。

5.参加申し込み方法

 別紙の出席者名簿をセンターまでFAXかメールをしてください。出席者名簿(PDF:45KB)

6.申込締め切り

7月14日(金)

 


お問い合わせ先

中山間地域研究センター

島根県中山間地域研究センター
〒690-3405 島根県飯石郡飯南町上来島1207
TEL:0854-76-2025 FAX:0854-76-3758
Mail:chusankan@pref.shimane.lg.jp