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「小さな拠点づくり」に向けた担当者研修会の開催概要

【目的】

 中山間地域では、若年層を中心とした人口の流出、高齢化の進行により、地域運営の担い手不足が深刻化し、地域コミュニティの維持や、買い物など日常生活に必要な機能・サービスの困難な集落が増えています。

 このため、これからも安心して人々が住み続けられる中山間地域となるよう、新たな「中山間地域活性化計画」を策定し、個々の集落を越え、より広域的な取組の中で日常生活を支える仕組みを考える「小さな拠点づくり」に取り組みます。

 その取組を進めるためには、市町村及び県の担当者のスキルアップや支援体制づくりが喫緊の課題であることから、地域づくり担当者等を対象に「小さな拠点づくり」に向けた流れを掴むための研修会を開催しました。

 

【開催日時、場所、参加人数】

8月10日(水)9:00~16:30(大田市商工会議所3階大ホール)

参加者:100名

 

【内容、開催状況】

1,講演:「小さな拠点」とは何か(中山間地域研究センター:藤山研究統括監)

(1)「小さな拠点」の誤解を解く

(2)重要な「合わせ技」で全体最適

(3)「小さな拠点」構想・形成ステップ・支援体制のあり方(以後のWSの導入として)

1-1

 

2,グループワークショップ1:「小さな拠点」の構想づくり・・・ワークショップフローはこちら(PDF:411KB)

(1)研修会への参加14市町ごとに、市町及び県担当者でグループ編成

(2)航空写真、人口予測シート(定住目標など)で地域の現状を共有

(3)実際の地域を想定して、課題と魅力を共有し、各分野の拠点・組織・人材・交通ネットワークのパーツをつないで、構想を立案

(4)30代子連れ夫婦の定住の受け皿づくりを「合わせ技」で実現

(例)

ワークショップ1

 

2-12-2

 

3,共有全体ミーティング1:構想発表

「課題」、「一番のポイント」、「運営組織の種類と人材配置」、「交通手段」を発表

3-1

 

4,グループワークショップ2:

(1)「小さな拠点」の構想づくり改良

1,ポストイットに他のグループの良いところで取り入れるべきポイントを記入

2,関連場所に貼り付け、説明し、共有

3,全体として改良の仕方をまとめ、図で表現

(2)「小さな拠点」づくり10年計画

1,対象地域について、取り組み済みのものをチェックし、現時点の到達点を確認

2,まず、今年度最初に取り組むべき内容の優先度上位3つをポストイットで集約

3,来年度に取り組むべき優先度上位3つをポストイットで集約

4,再来年度以降、中長期的に取り組むべき優先度上位3つをポストイットで集約

5,以上を結び、ステップアップ上の課題を加えて、「10年計画」の概要をまとめ

(例)

ワークショップ2

 

(3)「小さな拠点」づくり支援体制

1,今年度の検討段階で必要な地元・市町村・県における体制(構成メンバー)をリストアップ

2,来年度以降の準備段階で必要な地元・市町村・県における体制(構成メンバー)をリストアップ

3,運営段階で必要な地元・市町村・県における体制(構成メンバー)をリストアップ

4,他地区・他市町村・県等への連携提案や呼びかけ

(例)

ワークショップ3

 

4-14-2

 

5,共有全体ミーティング2:10年計画と支援体制の発表

「今年と来年の重点的取り組み事項」、「支援体制の「要」」を発表

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6,今後の研修等のお知らせ

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お問い合わせ先

中山間地域研究センター

島根県中山間地域研究センター
〒690-3405 島根県飯石郡飯南町上来島1207
TEL:0854-76-2025 FAX:0854-76-3758
Mail:chusankan@pref.shimane.lg.jp