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豊かなむらづくり全国表彰事業の概要

■事業の目的

 農山漁村におけるむらづくりの優良事例の表彰事業を行うとともに、その業績発表等を行うことにより、むらづくりの全国的な展開を助長し、もって地域ぐるみの連帯感の醸成及びコミュニティ機能の強化を図り、農林漁業及び農山漁村の健全な発展に資することを目的としています。

 

■実施主体

 農林水産省、公益財団法人日本農林漁業振興会の共催

 

■選賞対象

(1)選賞の対象となる「むらづくり」の主体は、農山漁村における集落の区域から市町村の区域に至るまでの区域とし、その形式は問いません。

(2)選賞の対象となる「むらづくり」の内容は、(1)の集団等による農林漁業を基盤とした豊かな地域社会づくり、すなわち農林漁業の振興を核とし、生活、文化等を含む幅広い地域活動を展開する総合的なむらづくりとされています。

 

■むらづくり優良事例の選定から表彰までの流れ

(1)各都道府県から、当該都道府県内におけるむらづくり事例のうち審査基準に該当するものであって優良と認められるもの1件を、各地方農政局あてに推薦します。

(2)(1)の推薦を受けた各地方農政局において、農林水産大臣賞の対象となるべき事例の審査を行うためむらづくり審査会を設置し、書面審査のほか必要に応じて現地調査その他の確認調査を行い、農林水産大臣賞、地方農政局長賞を決定されます。

 <各ブロックの農林水産大臣賞の表彰枠>

 北海道・沖縄ブロック1枠、東北ブロック3枠、関東ブロック3枠、北陸ブロック1枠、東海ブロック1枠、近畿ブロック2枠、中国・四国ブロック3枠、九州ブロック3

また、各ブロックの農林水産大臣賞のうち特に優秀なものについては、農林水産祭の天皇杯等選賞審査対象事例として推薦されます。

(3)上記(2)により各ブロックより推薦された対象事例の中から天皇杯等の選賞審査を行うため、農林水産祭中央審査委員会にむらづくり分科会が設置され、書面審査を行うとともに必要に応じて現地調査その他の確認調査を行われます。その結果に基づき、農林水産祭中央審査委員会総会において天皇杯等三賞(天皇杯、内閣総理大臣賞、日本農林漁業振興会会長賞)が決定されます。

(4)天皇杯等三賞の受賞者は、例年11月23日に行われる農林水産祭で表彰されます。

なお、農林水産大臣賞及び地方農政局長賞の表彰は、農政局ごとに表彰式が開催されます。

 

島根県からの受賞事例

平成27年度農事組合法人川平みどり(江津市):中国四国農政局長賞

 川平町南川上地区は、市の中心部から車で15分、江の川沿いを10kmほど上った場所にあり、川と山に囲まれた中山間集落です。

 昭和63年に設立された営農組合が、組合員の高齢化等により一時休眠状態となっていましたが、「皆が楽しみながら地域を活性化するにはどうすればよいか」を考えて話し合いを重ね、平成18年に「限界集落から源快集落へ」の合言葉を掲げて、新たに「農事組合法人川平みどり」を設立されました。

 現在、地区内の農地のおよそ8割を法人に集積して特別栽培米・大豆・野菜の栽培を行っており、6次産業化、獣害対策、後継者の育成、食育に力を入れると同時に、伝統文化の復活と継承、新たなイベントによる賑わいの創出など、地域の活性化に取り組まれています。

 今回の受賞では、生産と文化によって地域がまとまっていること、若い世代から高齢世代までいろいろな世代が営農に参加できる仕組みを確立していることなどが評価されました。

 

 ちゅうごくしこくのうせいきょくでのひょうしょうしきのようす中国四国農政局での表彰式の様子

 

平成24年有限会社赤雁の里(益田市):中国四国農政局長賞

 赤雁地区は、益田市の中心部から北東約10kmに位置し、耕地面積約26haの水田稲作を中心とした中山間集落です。

 昭和58年に山陰豪雨による被害を受けた後、集落と農業を守るために生産組合を設立して営農活動を続けながら、「人を呼び込む」ことで集落活性化を図ることを目標に、平成12年には国や県の事業を活用して農村公園を整備し、平成13年には運営組織として農業生産法人の有限会社赤雁の里を設立されています。

 サマー楽校(がっこう)や農村歳時記などの都市の子ども達に対する農業・農村体験とやそれを通した食育、農家レストランの経営や加工品の製造・販売を通じた地産地消の取組みなどが評価され、今回の受賞となりました。

 H24表彰式中国四国農政局での表彰式の様子

平成23年堤田営農研究会(津和野町):中国四国農政局長賞

 堤田地区は、高津川の中流に位置し、標高は約90m、耕地面積約32haの水田稲作を中心にした典型的な農山村集落です。

 むらづくりの特色は、非農家・女性等を含めた集落住民全体で団結し、集落の将来像を考えて実行されている点で、農業者の高齢化が進む中、水田農業の担い手として、集落の全戸が出資して農事組合法人つつみだファームを設立し、その活動も、自治活動と一体となった堤田営農研究会がバックアップされています。

 農事組合法人つつみだファームは、その一部門として「はたのパン屋」を開業し、地場産の小麦や野菜等を利用したパンの製造・販売にも取り組み、農産物の高付加価値化とともに地域の雇用創出にも貢献されています。

 また、ビオトープやイノシシ対策としての電気牧策柵の設置、公民館や農道の修理等、住民が一体となり、集落環境の維持・改善に取り組まれています。

大クスノキをシンボルとした住民相互の固い絆により、明日の集落を住民の手で支えるこうした体制が確立していることが評価され、今回の受賞となりました。

 地区の取組内容(PDFファイル)

 地区の概要(PDFファイル)

 23年度表彰式中国四国農政局での表彰式の様子

平成22年有限会社グリーンワーク(出雲市佐田町):中国四国農政局長賞

 

 有限会社グリーンワークのある出雲市佐田町東村地区は、市の中心部から南西30kmほど離れた山間地域に位置する集落です。

 少子高齢化や耕作放棄地の増加等地域の存続が危ぶまれる中、東村地区内の2つの営農組織と隣接する他1組織を吸収合併する形で平成15年に「有限会社グリーンワーク」が設立されました。地域内水稲作業の受託など水田営農やエコロジー農産物栽培、さらにJA所有の水稲育苗やライスセンターの受託運営など集落内外での農業支援を担い、地域振興の視点を取り入れた活動で年間雇用の場を確保し、Iターン者の受け入れを行っています。

 また、畦畔の草刈対策として羊を放牧し遊休化を防止する一方で、その副産物の羊毛を活用して地域女性グループによる加工・販売の支援など女性活動の場の提供も行っています。

 こうした地域振興の一端を担う積極的な活動が評価され、今回の受賞となりました。

 地区の取組内容(PDFファイル)

 地区の概要(PDFファイル)

農政局表彰式中国四国農政局での表彰式の様子

平成21年槻之屋振興会(雲南市木次町):日本農林漁業振興会会長賞

 雲南市槻之屋地区は、市の中心部から7キロほど離れた中山間地域に位置し、昭和54年には160人いた人口も現在では103人となり、65歳以上比率41%の集落です。

 平成13年に尾原ダム建設工事をきっかけとして、非営利法人「槻之屋振興会」を設立し、生活・環境改善活動などの地域活動を展開する一方で、ほ場整備事業の着工を契機として農事組合法人「槻之屋ヒーリング」を設立し、担い手のない農地の受け皿となり、「奥出雲癒し米」の生産、販売、施設園芸等に取り組んでいます。この2つの組織が相互に連携することで、住民一体となった集落再生・活性化に向けた活動が展開されている点が評価され、今回の受賞となりました。

 

 地区の取組内容(PDFファイル)

 地区の概要(PDFファイル)

 知事表敬訪問の様子溝口知事への受賞報告の様子

平成20年久見区(隠岐郡隠岐の島町久見):農林水産大臣賞

 隠岐郡隠岐の島町の旧五箇村の久見集落は、町の中心部から約20キロ離れた島の北西端に位置した集落です。

 高齢化が進み集落崩壊の危機を迎えていた中、集落に残った後継者や女性達が、足下にある地域資源の積極的な掘り起こしに立ち上がりました。自治組織「久見区」を中心として、関係する組織が相互に連携しながら「誇りの持てる暮らしやすい集落」を目指し、むらづくり活動を進めていきました。圃場整備の実施、地元農水産物の加工・販売、藻塩の製造、アワビ等の計画出荷、カナギ漁後継者の育成、森づくり、環境保全活動等、幅広い活動に取り組んでいます。農業・林業・加工の3分野で法人を設立し、継続性のある体制づくりを行っています。また、住民の合意形成を図りながら生活環境の整備を進めていきました。久見神楽や星祭り、古典相撲等の伝統行事も住民総参加のもとに脈々と受け継がれており、地域に対する誇りと連帯感の醸成に繋がっています。

 地区の取組内容(PDFファイル)

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島根県内の過去の受賞団体・地区一覧

過去の受賞団体等の一覧です。

 受賞者一覧(PDFファイル)

問い合わせ先

 農林水産総務課総務グループ電話:0852-22-5140

 


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農林水産総務課

島根県農林水産部農林水産総務課

 〒690-8501 
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