知事表彰・懇談・ランチミーティングの様子
写真左:古藤定治さん、右:杉谷茂さん
写真左:香川昇司さん、右:安田兼子さん
写真左:河崎忠さん、右:山本均さん
写真左:大脇安則さん、右:知事と受賞者との懇談の様子
写真:ランチミーティングの様子
受賞者の活動概要紹介
松江市の「協同組合環境にやさしい家づくりの会」代表理事古藤定治さん
木の良さ・素晴らしさを再認識し、人にやさしい“木の家づくり”、県産材の“地産地消”、“健全な森づくり”を目的に、工務店5社と木材業者5社からなる事業協同組合を平成15年12月に設立されました。
活動内容は、
○木のふれあい遊館を設置し、モデルハウスとして一般公開するとともに各種セミナーを開催
○平成19年度は、事業強度組合が地域材を使って建築した住宅は22棟
○県内初となる、県産材をふんだんに使用する「木造住宅専用の住宅団地」を松江市内3箇所で分譲
松江地域での林業分野の中心的な取組で、地域で生産した木を使った住宅建築の先進的な役割を果たしておられ、今後、更なる御活躍を期待しています。
写真左:木のふれあい遊館、中央:木の家会議室、右:秋鹿住宅祭
斐川町の「JA斐川町野菜苗部会」部会長杉谷茂さん
部会員は12名で、トマト・なすなどの春野菜苗、キャベツなどの夏秋野菜苗、たまねぎ苗などを生産されています。
町内、県内をはじめ鳥取、広島、兵庫県等の種苗店との契約販売を行うことで、産地としての地位を確立されています。
活動内容は、
○接ぎ木技術や培養土の統一など品質向上と均一化
○種子・ポットなどの資材の一括購入による低コスト化
○部会員自ら種苗店等への営業活動を実施して販売先確保
現在では、計画生産により1億円を超える販売額を上げ、斐川町の野菜生産の一翼を担っておられます。
今後も、産地再生と農業所得の向上に向け更なる取組展開が期待されます。
写真右:たまねぎ苗ほ場、中央:杉谷部会長、左:野菜苗生産ハウス
雲南市の「有限会社だんだんファーム掛合」代表取締役香川昇司さん
有限会社だんだんファーム掛合は、平成14年に水耕栽培による野菜生産に参入されました。
平成18年に地域の農家15戸と「安全・安心」と「ブランド化」を目指す組織“みどりちゃん委員会”を発足し、水耕野菜「みどりちゃんシリーズ」を核に2億円産業に発展しています。
また、従業員5名、パート12名など地域の雇用創出にも貢献されています。
活動内容は、
○雲南地域の水耕野菜「みどりちゃんシリーズ」として栽培品目の拡大への取組
○だんだんファームの施設面積を1haまで拡大
○生産組織として西日本初のJGAP認証を取得
現在では、雲南地域の水耕野菜の生産拡大とブランド化の原動力となり、こだわりの産地づくりの牽引役として期待されています。
写真左:水耕野菜生産ハウス、中央:みどりちゃん委員会の皆さん、右:サラダホウレンソウ
美郷町の「吾郷地域婦人会」会長安田兼子さん
平成17年12月、婦人会が先頭に立って鳥獣被害対策に関する勉強会を開始され、住民ふれあいの場や実証の場としてモデル圃場「青空サロン」を設置。
青空サロンで学んだ被害軽減の“こつ”を会員は家で実践するとともに、収穫した野菜や果物を「青空サロン市場」で販売するなど、地域ぐるみで獣害対策に取り組んでおられます。
活動内容は、
○青空サロンで学ぶ実践的鳥獣害対策研修を通じ地域住民への被害克服の意欲喚起
○被害対策の基本の定着を目指し、会員への迅速かつ効果的な被害対策情報を伝達
今では、周辺市町村、さらには県外へも情報発信を行うとともに、多くの視察者を受け入れるなど地域の活性化へと発展することが期待されています。
写真:青空サロン市場
浜田市の「農事組合法人ひやころう波佐」代表理事組合長河崎忠さん
平成19年1月に波佐上地区の若生、西谷上、新井屋原、亀谷原、馬場の5集落が一体となり、広域の集落営農を行うために設立されました。
設立に当たっては、5集落の63の全戸が参加されました。
活動内容は、
○水稲・大豆を主体とした生産活動
○都市との交流事業のための野菜生産や餅つき等にも取り組み、経営の多角化実践
広島市など県外の都市との交流事業を積極的に展開しておられ、広域化・経営の多角化のモデルとして、今後他地域への波及効果が期待されています。
写真左:交流餅つき、中央:農業部会の皆さん、右:販促活動
益田市の「益田ハマグリの会」会長山本均さん
平成10年から、益田沖でのチョウセンハマグリの復活に向けて、昔ながらの磯見漁を復活させるなどの資源管理を実施してきた結果、平成19年の水揚げは5トンを越え、安定した漁獲が可能となってきています。
活動内容は、
○ハマグリは全国的に漁獲量が少なく、高価であり、益田のような天然のハマグリ資源は大変貴重
○地域資源を守り育てていくために、資源保護のためのルール(漁獲サイズ制限など)を作成して遵守
○昔ながらの漁法の復活から物語性のある販売戦略や地元でもハマグリが食べれるように地元スパーへも供給
地域資源の自主的管理とブランド化の取組が、地域内外の模範となることが期待されています。
写真左:磯見漁、中央:鉾と蛤を手にした山本会長、右:市場に並ぶチョウセンハマグリ
海士町の「海士いわがき生産株式会社」代表取締役大脇安則さん
Iターンを含めた後継者の育成に努めながら、海士町内他業者を含めた販売の一元化に取り組み、独自の営業戦略によって着実に販売実績を伸ばして来られました。
活動内容は、
○H9年から若手漁業者グループ3名で養殖を開始し、H13年には18名で協業体を組織、H18年に株式会社を設立
○「春香」という海士町独自のブランド化を図り、東京方面を中心に、オイスターバー等への直販など独自の販売戦略を展開
○いわがき販売個数は、H14年の6万個からH20年には20万個に到達
「隠岐いわがき」のブランドづくりから、新規参入者の拡大までを一体的に取り組み、いわがき養殖の先駆的な役割を果たしておられます。
写真左:いわがき養殖場、中央:「いわがき」を手に大脇さん、右:ばらし作業
お問い合わせ先
農林水産総務課
島根県農林水産部農林水産総務課 〒690-8501 島根県松江市殿町1番地 TEL:0852-22-5393 FAX:0852-22-5967 E-mail:nourin-somu@pref.shimane.lg.jp