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病原体動向調査(ウイルス)

ウイルスの電子顕微鏡写真感染症発生動向調査事業にともなう感染症流行とその病原体の確認調査のために、県下の小児科医院・病院の定点で採取された年間約2000検体の患者材料を取り扱っています。これらの患者材料は県下の小児を中心とした感染症の流行状況を反映しているものであり、年間を通じて最も多くみられた咽頭炎を中心に、インフルエンザ、感染性胃腸炎、手足口病、咽頭結膜熱、ヘルパンギーナ、無菌性髄膜炎、などについてウイルスの検索をおこなっています。
インフルエンザウイルスは毎年流行する型が変化しますが、A2009型(H1N1pdm)、A香港型(H3N2)、B型の検出を行い、島根県内で流行している型を検査しています。
小児で流行するウイルスは、アデノウイルス、コクサッキーA群、B群ウイルス、エコーウイルス、単純ヘルペスウイルス、インフルエンザウイルス等の多種類のウイルスがありますが、これらのウイルスにより咽頭結膜熱、手足口病、ヘルパンギーナ、無菌性髄膜炎などが引き起こされます。ウイルスの型はたくさんあるため、流行するウイルス型は毎年入れ替わりながら流行します。
感染性胃腸炎からは、ノロウイルス、A群ロタウイルス、エンテリックアデノウイルスなどが検出されますが、近年ノロウイルスによる食中毒や感染症が多発するようになりました。

 

 ウイルス検査情報速報は以下のサイトの、病原体検出情報の”ウイルス検出情報”でご覧いただけます。

感染症情報センター(外部サイト)

 

 


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