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奈良時代の鉄生産

古代〜中世のたたら跡
古代〜中世のたたら跡

 飯南町、奥出雲町など雲南地方は、鈩(たたら)製鉄による玉 鋼の産地として全国的に名前が知られています。
 出雲国風土記にも仁多郡内の多くの郡や、飯石郡の波多小川、飯石小川で鉄(砂鉄)が取れ、鍬や鎌などの農具や小刀や斧などの工具を作っていたことが書かれています。
 また、近年の発掘調査によって、奈良時代以前の鍛冶の跡や製鉄を行う時に使う木炭を作る窯跡が各地で発見されています。これらは安来や松江、玉 湯など平野部周辺でも発見されていることから、雲南地域で採取された砂鉄が平野部にも運ばれて、鉄の道具が生産されたと考えられます。
 出雲の鉄生産はその後も発展して、全国でも有数の鉄生産地として成長しました。


飯石郡頓原町板屋・遺跡
飯南町頓原  板屋遺跡

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