島根県感染症発生動向調査2006年報：感染症患者年次別発生状況（地区別）

感染症年報

2005(H17)年＜　2006(H18)年年報 　＞ 2007(H19)年

目次｜I.概要｜II-1.発生状況の解析と評価｜II-2.定点把握疾患発生状況｜III.検査情報

１．病原微生物検出情報｜Salmonellaの検出状況｜病原菌検出状況(医療機関検出分｜病原体定点病原菌検査状況

（3）病原体定点病原菌検査状況

　感染症発生動向調査事業の一環として、病原体検査定点の医療機関（松江市２ヶ所、出雲市２ヶ所、浜田市１ヶ所）より提供された感染性胃腸炎の患者材料について細菌検査を実施した。
　2006(H18)年には検査した60検体中、病原性大腸菌が11件、カンピロバクターが３件検出された。昨年に比べ、病原性大腸菌は増加したが、カンピロバクターは減少した。

表26　定点把握　4類感染症病原体検査結果：2006(H18)年

病原体名＼月	2月	3月	4月	5月	6月	7月	8月	9月	10月	11月	12月	合計
腸管出血性大腸菌
病原性大腸菌		1		1	1	2	1		1	2	2	11
サルモネラ
カンピロバクター						2		1				3
合計		1		1	1	4	1	1	1	2	2	14
検体数	2	1	1	4	4	10	10	10	4	9	5	60

表27　年次別検出病原菌数

	2004年	2005年	2006年
病原性大腸菌	19	7	11
サルモネラ		1
カンピロバクター	7	7	3
検体数	66	73	60

島根県感染症情報センター