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2004(H16)年 <  2005(H17)年 年報  > 2006(H18)年
目次I.概要II-1.発生状況の解析と評価II-2.定点把握疾患発生状況III.検査情報
ウイルス検査情報細菌検査情報流行予測検査
2.感染症流行予測調査
1)豚における日本脳炎ウイルスHI抗体保有状況(2005)
 2005年7月から9月の間に島根県食肉公社(大田市)で採取した豚血清についてJaGAr#01株に対 するHI抗体の推移および2ME感受性抗体を測定した。
結果は下表に示すとおり、7月下旬(7月27日)に15頭中2頭(13%)がHI抗体陽性となり、また2頭とも 2ME感受性抗体も認められ、例年よりも比較的早い時期での抗体陽性ブタを確認した。その後は、8月上旬 (8月3日)の15頭はHI抗体陰性であったが、8月中旬(8月17日)以降は、HI抗体陽性率が73.3〜100%で推移し、 また2ME感受性抗体も27.2〜66.7%となり、例年に無くHI抗体および2ME感受性抗体の陽性率が高い結果となった。
2005年の日本脳炎患者は全国で7例報告され、内1例は10月に島根県県央保健所管内からの報告であった。
*本調査は平成17年度感染症流行予測調査実施要領(厚生労働省)に基づき行った。
表29 豚の日本脳炎ウイルスHI抗体保有状況(2004年)
採血月日検査頭数HI抗体価HI抗体陽性率2ME感受性抗体1
<1010204080160320≧640(≧10)%検査数2陽性数(%)
7月27日1513   1  113.322(100)
8月3日1515       00 
8月17日15  3 2532100128(66.7)
8月26日15     3841001510(66.7)
9月7日154  6 13173.3113(27.2)
9月16日15  44  16100117(63.6)

島根県感染症情報センター