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前月へ 島根県感染症情報(月報) 2024年6月 次月へ
県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が5件(松江圏域1件、出雲圏域2件、浜田圏域1件、益田圏域1件)、 日本紅斑熱が5件(松江圏域1件、雲南圏域1件、益田圏域3件)、 レジオネラ症が2件(松江圏域1件、出雲圏域1件)、 重症熱性血小板減少症候群が1件(雲南圏域)、 梅毒が3件(松江圏域2件、出雲圏域1件)、 侵襲性肺炎球菌感染症が1件(松江圏域)、 カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症が1件(出雲圏域)、 報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) :
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇COVID-19 :(11.2)。 日本各地から週を追って増加していると報告されています。 型としてはオミクロン株が変異したもので、感染力はかなり強いものの毒性はオミクロン株と同等といわれています。 インフルエンザなみの少し強めのカゼになったと言ってよいかもしれませんが、高齢者や呼吸器循環器や免疫系に基礎疾患がある人にとっては生命にかかわる合併症がおこる可能性がある恐ろしい感染症であることにかわりはありません。 引き続き注意が必要です。
〇RSウイルス感染症 :(3.2)。 コロナ後はこの時期に流行するように変化しました。 インフルエンザが収束するとRSが流行する傾向がありますので、動向には注意を要します。
発生推移グラフ グラフ凡例
新型コロナウイルス感染症報告推移グラフ RSウイルス感染症報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 急性出血性結膜炎及び流行性角結膜炎の報告はありませんでした。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が17件、性器ヘルペスウイルス感染症が2件、尖圭コンジローマが5件および淋菌感染症 が4件の患者発生報告があります。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎 :1件。〇無菌性髄膜炎:0件。〇マイコプラズマ肺炎:4件。
〇クラミジア肺炎 :0件。〇感染性胃腸炎(ロタ):0件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :23件。地区別では東部1件(4%)、中部8件(35%)、西部14件(61%)、隠岐0件 年代別では70歳以上が14件(61%)を占めています。 
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :3件。〇薬剤耐性緑膿菌感染症:0件。
2.病原体検出情報(2024年4月〜2024年6月の検出結果)
2024年4月から2024年6月までの診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所(一部抜粋)
ウイルス名アデノコクサッキーAコクサッキーBインフルエンザパラインフルエンザRSV ライノヒトメタニューモノロSFTSV新型コロナ 合計
123556 1024Bvic13 4G2
インフルエンザ          4         26
咽頭結膜熱  2         1        3
感染性胃腸炎 1               5   6
ヘルパンギーナ    11               2
咽頭炎・扁桃炎1321  1    11        10
肺・気管支炎 2  1  3   115210118   53
熱性疾患 1          1        2
無菌性髄膜炎    1    2           3
SFTS                  2  2
COVID-19                    5555
その他1 1  11     3 1 2   10
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