1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
結核が7件(出雲圏域4件、大田圏域1件、益田圏域2件)、
腸管出血性大腸菌感染症が1件(雲南圏域)、
つつが虫病が1件(浜田圏域)、
日本紅斑熱が4件(松江圏域2件、雲南圏域1件、出雲圏域1件)、
重症熱性血小板減少症候群が1件(松江圏域)、
劇症型溶血性レンサ球菌感染症が2件(松江圏域1件、出雲圏域1件)、
梅毒が2件(松江圏域1件、出雲圏域1件)、
侵襲性肺炎球菌感染症が5件(松江圏域2件、出雲圏域1件、浜田圏域1件、隠岐圏域1件)、
カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症が2件(出雲圏域)、
報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) :
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇COVID-19
:(11.6)。
5月の登録総数は439と4月のおよそ8割でした。
順調に減少しているようですが、インフルエンザと異なり、夏季にも流行があるため、動向に注意を払うべきです。
〇インフルエンザ
:(1.9)。
今シーズンの第2波であるB型の流行は、4月のおよそ1割に減少しました。
A型から通してみると今シーズンは大きな流行でしたが、終息がみえてきました。
3)眼科定点報告
流行性角結膜炎の報告が2件あります。急性出血性結膜炎の報告はありませんでした。
4)性感染症報告
性器クラミジア感染症が14件、性器ヘルペスウイルス感染症が3件、尖圭コンジローマが5件および淋菌感染症
が3件の患者発生報告があります。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎
:0件。〇無菌性髄膜炎:0件。〇マイコプラズマ肺炎:1件。
〇クラミジア肺炎
:0件。〇感染性胃腸炎(ロタ):0件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
:20件。地区別では東部1件(5%)、中部5件(25%)、西部14件(70%)、隠岐0件
年代別では70歳以上が11件(55%)を占めています。
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症
:1件。〇薬剤耐性緑膿菌感染症:0件。
2.病原体検出情報(2024年3月〜2024年5月の検出結果)
インフルエンザからB型(ビクトリア)が、感染性胃腸炎からノロウイルスG2・G1、咽頭炎・扁桃炎からアデノウイルス1,2,3,5型が、肺・気管支炎からヒトメタニューモウイルス、パラインフルエンザ3型・4型、RSウイルス、ライノウイルス、アデノウイルス2型が検出されています。
ウイルス名 | アデノ | コクサッキーA | インフルエンザ | パラインフルエンザ | RSV | ライノ | ヒトメタニューモ | ノロ | SFTSV | デング | 新型コロナ | 合計 | ||||||
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型 | 1 | 2 | 3 | 5 | 6 | 10 | Bvic | 3 | 4 | G1 | G2 | |||||||
インフルエンザ | 8 | 1 | 9 | |||||||||||||||
咽頭結膜熱 | 2 | 1 | 3 | |||||||||||||||
感染性胃腸炎 | 1 | 1 | 7 | 9 | ||||||||||||||
咽頭炎・扁桃炎 | 1 | 2 | 2 | 1 | 1 | 7 | ||||||||||||
肺・気管支炎 | 2 | 6 | 1 | 2 | 1 | 17 | 29 | |||||||||||
SFTS | 1 | 1 | ||||||||||||||||
COVID-19 | 67 | 67 | ||||||||||||||||
その他 | 3 | 1 | 1 | 1 | 3 | 1 | 10 |