1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
結核が1件(浜田圏域)、
E型肝炎が1件(出雲圏域)、
レジオネラ症が2件(松江圏域1件、出雲圏域1件)、
ウイルス性肝炎が1件(益田圏域)、
劇症型溶血性レンサ球菌感染症が3件(松江圏域1件、出雲圏域2件)、
後天性免疫不全症候群が1件(益田圏域)、
梅毒が1件(出雲圏域)、
侵襲性インフルエンザ菌感染症が1件(出雲圏域)、
侵襲性肺炎球菌感染症が3件(松江圏域1件、出雲圏域1件、益田圏域1件)、
カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症が4件(松江圏域3件、出雲圏域1件)、
水痘(入院例)、
が2件(松江圏域)、
播種性クリプトコックス症が1件(松江圏域)、
報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) :
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇COVID-19
:(13.7)。
4月の報告総数は519件で、3月の3分の2でした。
このまま減少となれば好ましいことですが、過去の動きを振り返るとCOVID-19は、数か月で次の流行の波が来ています。
油断せずに動向を見守る必要があります。
3)眼科定点報告
流行性角結膜炎の報告が1件あります。急性出血性結膜炎の報告はありませんでした。
4)性感染症報告
性器クラミジア感染症が22件、性器ヘルペスウイルス感染症が2件、尖圭コンジローマが3件および淋菌感染症
が3件の患者発生報告があります。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎
:1件。〇無菌性髄膜炎:0件。〇マイコプラズマ肺炎:0件。
〇クラミジア肺炎
:0件。〇感染性胃腸炎(ロタ):0件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
:31件。地区別では東部5件(16%)、中部4件(13%)、西部22件(71%)、隠岐0件
年代別では70歳以上が16件(52%)を占めています。
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症
:0件。〇薬剤耐性緑膿菌感染症:0件。
2.病原体検出情報(2024年2月〜2024年4月の検出結果)
インフルエンザからB型(ビクトリア)が、感染性胃腸炎からノロウイルス咽頭G2・G1、アデノ3型ウイルスが、肺・気管支炎からヒトメタニューモウイルス、パラインフルエンザ3型・4型、RSウイルス、ライノウイルスが検出されています。
ウイルス名 | アデノ | インフルエンザ | パラインフルエンザ | RSV | ライノ | ヒトメタニューモ | ノロ | SFTSV | デング | 新型コロナ | 合計 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
型 | 3 | Bvic | 3 | 4 | G1 | G2 | |||||||
インフルエンザ | 6 | 1 | 7 | ||||||||||
感染性胃腸炎 | 1 | 1 | 2 | 4 | |||||||||
肺・気管支炎 | 5 | 1 | 1 | 1 | 15 | 23 | |||||||
SFTS | 1 | 1 | |||||||||||
COVID-19 | 57 | 57 | |||||||||||
その他 | 2 | 1 | 3 |