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前月へ 島根県感染症情報(月報) 2024年3月 次月へ
県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が8件(松江圏域2件、出雲圏域2件、大田圏域3件、浜田圏域1件)、 つつが虫病が1件(雲南圏域)、 デング熱が1件(出雲圏域)、 劇症型溶血性レンサ球菌感染症が1件(松江圏域)、 侵襲性インフルエンザ菌感染症が1件(松江圏域)、 侵襲性肺炎球菌感染症が1件(出雲圏域)、 水痘(入院例)、 が1件(松江圏域)、 報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) :
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇COVID-19 :(30.3)。 2月の6割に減少しました。 春休みに入ったことが大きな要因と考えられます。 登録例のほとんどは「普通のカゼ」と区別がつかない軽症例との情報もあり、誰がウイルスを持っているか予想ができないことになるため、人の動きが活発化により増加する可能性があります。
〇インフルエンザ :(61.3)。 1・2月に比べ倍増しました。 A型はほぼ収束しましたが、B型の流行によるものです。 11週がピークで、12週13週と週を追って減少しており、このまま終息することが期待されます。 学校が春休みに入ったことも減少の助けになったと考えられます。
発生推移グラフ グラフ凡例
新型コロナウイルス感染症報告推移グラフ インフルエンザ報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 流行性角結膜炎の報告が2件あります。急性出血性結膜炎の報告はありませんでした。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が12件、性器ヘルペスウイルス感染症が2件、尖圭コンジローマが0件および淋菌感染症 が5件の患者発生報告があります。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎 :2件。〇無菌性髄膜炎:1件。〇マイコプラズマ肺炎:0件。
〇クラミジア肺炎 :0件。〇感染性胃腸炎(ロタ):0件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :27件。地区別では東部2件(7%)、中部4件(15%)、西部21件(78%)、隠岐0件 年代別では70歳以上が24件(89%)を占めています。 
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :0件。〇薬剤耐性緑膿菌感染症:0件。
2.病原体検出情報(2024年1月〜2024年3月の検出結果)
 インフルエンザからB型(ビクトリア)、AH3及びAH1型が、感染性胃腸炎からノロウイルス咽頭G2・G1、A群ロタウイルスが、結膜熱からアデノウイルス3型、肺・気管支炎からアデノウイルス3型、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルスが検出されています。
2024年1月から2024年3月までの診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所(一部抜粋)
ウイルス名アデノインフルエンザRSVヒトメタニューモA群ロタ ノロSFTSVEBVデングV新型コロナ 合計
3AH1AH3BvicG1G2
インフルエンザ 256         1427
咽頭結膜熱1             1
感染性胃腸炎1     114     7
肺・気管支炎    12        3
SFTS          1   1
COVID-19             176176
その他3   1   1  11 7
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