トップ > 医療・福祉 > 薬事・衛生・感染症 > 感染症 > 感染症情報トップ > 月報
感染症情報トップ
対象疾患一覧
疾患別
カレンダー
感染症 月報
グラフ一覧

前月へ 島根県感染症情報(月報) 2022年2月 次月へ
県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が8件(松江圏域4件、出雲圏域1件、浜田圏域3件)、 クロイツフェルト・ヤコブ病が2件(松江圏域1件、益田圏域1件)、 劇症型溶血性レンサ球菌感染症が1件(出雲圏域)、 梅毒が6件(松江圏域4件、出雲圏域2件)、 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が1件(出雲圏域)、 新型コロナウイルス感染症が2172件(松江圏域1082件、雲南圏域158件、出雲圏域487件、大田圏域117件、浜田圏域204件、益田圏域120件、隠岐圏域4件)、 報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) : 12月 1027件、 1月 684件、 2月 634件
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇RSウイルス感染症 :(0.9)。 松江圏域で報告があります。 2020年に全く流行しなかったため、地域全体として免疫を持っていない人が多いと考えられますので、今後さらに増加する、また他の圏域にも拡大する、などの可能性が考えられますので、今後の動向には注意を要します。
〇感染性胃腸炎 :(20.1)。 1月より増加、その前の11・12月よりも微増です。 県内でまとまった数が報告された唯一の疾患です。 報告が多いのは中部でしたが、ほぼ全県から報告されました。
〇インフルエンザ :(0.0)。 2月の報告はありませんでした。 新型コロナと同時に流行するツインデミックが心配されましたが、今シーズンは流行せずにシーズン終了となりそうです。 2シーズン連続で流行が見られない事になり、コロナ自粛でインフルエンザの流行パターンが完全に変化したと言ってもよいでしょう。
発生推移グラフ グラフ凡例
RSウイルス感染症報告推移グラフ 感染性胃腸炎報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 流行性角結膜炎および急性出血性結膜炎の報告はありませんでした。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が7件、性器ヘルペスウイルス感染症が1件、尖圭コンジローマが2件および淋菌感染症が2件 の患者発生報告があります。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎 :1件。〇無菌性髄膜炎:0件。〇マイコプラズマ肺炎:0件。
〇クラミジア肺炎 :0件。〇感染性胃腸炎(ロタ):1件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :21件。地区別では東部3件(14%)、中部6件(29%)、西部12件(57%)、隠岐0件 年代別では70歳以上が16件(76%)を占めています。 
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :1件。〇薬剤耐性緑膿菌感染症:0件。
2.病原体検出情報(2021年12月〜2022年2月の検出結果)
 咽頭炎・扁桃炎からアデノウイルス1型、2型、5型が検出されています。 手足口病からはコクサッキーA6が主に検出されています。
2021年12月から2022年2月までの診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所(一部抜粋)
ウイルス名アデノコクサッキーAノロ新型コロナ19合計
1256G2
感染性胃腸炎    1 1
手足口病 2 10  12
ヘルパンギーナ   1  1
咽頭炎7134   24
扁桃炎34    7
COVID-19     15751575
島根県感染症情報センター カウンター