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前月へ 島根県感染症情報(月報) 2022年10月 次月へ
県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が8件(松江圏域1件、雲南圏域2件、出雲圏域3件、浜田圏域1件、益田圏域1件)、 腸管出血性大腸菌感染症が2件(松江圏域)、 日本紅斑熱が9件(松江圏域4件、雲南圏域1件、出雲圏域2件、浜田圏域2件)、 レジオネラ症が1件(益田圏域)、 重症熱性血小板減少症候群が1件(益田圏域)、 急性脳炎が1件(益田圏域)、 クロイツフェルト・ヤコブ病が1件(松江圏域)、 後天性免疫不全症候群が1件(出雲圏域)、 梅毒が1件(松江圏域)、 バンコマイシン耐性腸球菌感染症が1件(浜田圏域)、 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が2件(松江圏域1件、出雲圏域1件)、 新型コロナウイルス感染症が6,511件(松江圏域1,385件、雲南圏域501件、出雲圏域1,731件、大田圏域654件、浜田圏域1,110件、益田圏域1,063件、隠岐圏域67件)、 報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) : 8月 535件、 9月 505件、 10月 538件
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇手足口病 :(5.2)。 9月に比べわずかに増加しました。 圏域別にみると出雲圏域が飛び抜けて多く、他の圏域はわずかでした。 多かった出雲圏域でも、期間の前半が多く、後半は半減しており、収束に向かっていると考えられます。 発熱が発疹に先行することが多いので、発熱だけの時期は新型コロナとの鑑別を要します。
〇インフルエンザ :県全体で報告数はわずか2件ですが、出始めたようです。 この夏(現地では冬)オセアニアで流行したことから、日本でもこの冬は大流行かつ新型コロナとの同時流行が懸念されております。 インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンは同時接種や接種間隔をあけないでの接種が可能です。 ワクチンを含む予防対策をしっかり行いましょう。
発生推移グラフ グラフ凡例
手足口病報告推移グラフ RSウイルス感染症報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 流行性角結膜炎および急性出血性結膜炎の報告はありませんでした。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が6件、性器ヘルペスウイルス感染症が1件、尖圭コンジローマが0件および淋菌感染症が4件 の患者発生報告があります。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎 :1件。〇無菌性髄膜炎:1件。〇マイコプラズマ肺炎:0件。
〇クラミジア肺炎 :0件。〇感染性胃腸炎(ロタ):0件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :28件。地区別では東部2件(7%)、中部17件(61%)、西部9件(32%)、隠岐0件 年代別では70歳以上が20件(71%)を占めています。 
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :0件。〇薬剤耐性緑膿菌感染症:0件。
2.病原体検出情報(2022年8月〜2022年10月の検出結果)
 咽頭炎・扁桃炎、肺・気管支炎からRSウイルス、ヒトメタニューモウイルス、アデノウイルス1、2、5型が検出されています。
2022年8月から2022年10月までの診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所(一部抜粋)
ウイルス名アデノパレコRSヒトメタニューモノロSFTSV 新型コロナ合計
1253G2
感染性胃腸炎      1   1
咽頭炎211 2015    39
肺・気管支炎    41    5
熱性疾患   1      1
SFTS       4  4
COVID-19         903903
その他    3     3
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