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前月へ 島根県感染症情報(月報) 2022年9月 次月へ
県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が9件(松江圏域2件、雲南圏域3件、出雲圏域2件、浜田圏域1件、益田圏域1件)、 日本紅斑熱が6件(出雲圏域2件、浜田圏域2件、益田圏域2件)、 レジオネラ症が2件(松江圏域1件、大田圏域1件)、 重症熱性血小板減少症候群が1件(益田圏域)、 クロイツフェルト・ヤコブ病が1件(浜田圏域)、 後天性免疫不全症候群が1件(松江圏域)、 梅毒が1件(松江圏域)、 侵襲性肺炎球菌感染症が1件(出雲圏域)、 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が1件(松江圏域)、 新型コロナウイルス感染症が14,819件(松江圏域5,073件、雲南圏域708件、出雲圏域3,847件、大田圏域1,092件、浜田圏域1,943件、益田圏域1,905件、隠岐圏域251件)、 報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) : 7月 797件、 8月 535件、 9月 505件
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇手足口病 :(4.8)。 9月は再び増加し、7月とほぼ同数でした。 東部はほぼ収束したようですが、中部と西部ではいったん減少しましたが後半で再び増加に転じました。 ほとんどは軽症で済みますが、中には高熱や口内痛や咽頭痛で食事や水分接種が困難なため脱水症状をきたす場合や、髄膜炎や脳炎などの中枢神経系合併症の報告もありますので、楽観はできない疾患です。
〇RSウイルス感染症 :(2.3)。 隠岐以外の全ての圏域から報告がありますが、中部と西部で主に報告されており、総数は8月の3分の1に減少しました。 期間を通してみると、35週から38週まではなだらかに、39週で急激に減少しました。
発生推移グラフ グラフ凡例
手足口病報告推移グラフ RSウイルス感染症報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 流行性角結膜炎および急性出血性結膜炎の報告はありませんでした。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が9件、性器ヘルペスウイルス感染症が0件、尖圭コンジローマが1件および淋菌感染症が2件 の患者発生報告があります。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎 :4件。〇無菌性髄膜炎:0件。〇マイコプラズマ肺炎:0件。
〇クラミジア肺炎 :0件。〇感染性胃腸炎(ロタ):0件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :26件。地区別では東部1件(4%)、中部14件(54%)、西部11件(42%)、隠岐0件 年代別では70歳以上が16件(62%)を占めています。 
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :0件。〇薬剤耐性緑膿菌感染症:1件。
2.病原体検出情報(2022年7月〜2022年9月の検出結果)
 咽頭炎・扁桃炎、肺・気管支炎からRSウイルス、アデノウイルス1、2型及びヒトメタニューモウイルスが検出されています。
2022年7月から2022年9月までの診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所(一部抜粋)
ウイルス名アデノパレコRSVヒトメタニューモSFTSV 新型コロナ合計
123
感染性胃腸炎  1    1
咽頭炎2116915  88
肺・気管支炎   111  12
脳炎   1   1
SFTS     4 4
COVID-19      21572157
その他  13   4
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