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前月へ 島根県感染症情報(月報) 2022年11月 次月へ
県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が7件(松江圏域2件、雲南圏域1件、出雲圏域1件、浜田圏域3件)、 腸管出血性大腸菌感染症が6件(出雲圏域)、 つつが虫病が1件(雲南圏域)、 日本紅斑熱が2件(松江圏域1件、浜田圏域1件)、 急性脳炎が1件(松江圏域)、 クロイツフェルト・ヤコブ病が1件(松江圏域)、 梅毒が3件(松江圏域1件、出雲圏域1件、浜田圏域1件)、 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が2件(出雲圏域)、 水痘(入院例)、 が1件(松江圏域)、 百日咳が1件(雲南圏域)、 新型コロナウイルス感染症が14,660件(松江圏域4,542件、雲南圏域938件、出雲圏域4,482件、大田圏域1,410件、浜田圏域1,629件、益田圏域1,397件、隠岐圏域262件)、 報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) : 9月 505件、 10月 538件、 11月 615件
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇RSウイルス感染症 :(1.1)。 県全体では10月の報告数の7割まで減少し、このまま収束すると予想されます。 しかし、本症によく似たヒトメタニューモウイルス感染症が、出雲圏域を中心にかなりの流行をみせています。 新型コロナの陰に隠れ、一般への啓発が遅れていますが、乳幼児にとってRSとヒトメタニューモは新型コロナよりもはるかに入院治療が必要になる、重症化リスクの高い疾患です。
〇手足口病 :(5.2)。 10月と同じ報告数でした。 圏域別にみると、ほとんど出雲圏域だけに集中して見られました。 その出雲でも第47週には減少傾向となっていますので、収束に向かうと思われます。
〇インフルエンザ :県全体での報告数は1件でした。 関西地区、広島、東北など全国各地で流行が始まっていますので、島根県でも今後の動向には要注意です。 一般的な感染予防はもちろんですが、ワクチンで感染防止あるいは感染しても軽症化が期待できる新型コロナとインフルエンザに関しては、ワクチン接種が推奨されます。
発生推移グラフ グラフ凡例
手足口病報告推移グラフ RSウイルス感染症報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 流行性角結膜炎および急性出血性結膜炎の報告はありませんでした。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が6件、性器ヘルペスウイルス感染症が1件、尖圭コンジローマが1件および淋菌感染症が9件 の患者発生報告があります。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎 :0件。〇無菌性髄膜炎:0件。〇マイコプラズマ肺炎:0件。
〇クラミジア肺炎 :0件。〇感染性胃腸炎(ロタ):0件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :19件。地区別では東部2件(11%)、中部7件(37%)、西部10件(53%)、隠岐0件 年代別では70歳以上が11件(58%)を占めています。 
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :0件。〇薬剤耐性緑膿菌感染症:0件。
2.病原体検出情報(2022年9月〜2022年11月の検出結果)
 インフルエンザからAH3型、咽頭炎からRSウイルス、ヒトメタニューモウイルス、アデノウイルス2型が検出されています。
2022年9月から2022年11月までの診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所(一部抜粋)
ウイルス名アデノコクサッキーAインフルエンザRSVヒトメタニューモノロSFTSV 新型コロナ合計
26AH3G2
インフルエンザ  4     4
感染性胃腸炎     2   2
手足口病 2       2
咽頭炎2  42   8
SFTS      2  2
COVID-19       1454 1454
その他   2     2
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