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前月へ 島根県感染症情報(月報) 2022年8月 次月へ
県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が8件(松江圏域2件、出雲圏域1件、大田圏域2件、益田圏域3件)、 腸管出血性大腸菌感染症が3件(出雲圏域1件、浜田圏域1件、益田圏域1件)、 日本紅斑熱が5件(出雲圏域4件、益田圏域1件)、 レジオネラ症が1件(出雲圏域)、 重症熱性血小板減少症候群が3件(松江圏域2件、出雲圏域1件)、 アメーバ赤痢が1件(益田圏域)、 梅毒が5件(松江圏域2件、出雲圏域2件、浜田圏域1件)、 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が2件(出雲圏域1件、益田圏域1件)、 新型コロナウイルス感染症が25,046件(松江圏域10,643件、雲南圏域1,455件、出雲圏域5,953件、大田圏域1,476件、浜田圏域2,909件、益田圏域1,747件、隠岐圏域863件)、 報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) : 6月 975件、 7月 797件、 8月 535件
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇RSウイルス感染症 :(7.3)。 隠岐以外の全ての圏域から報告がありました。 8月は前半(第31-32週)が多く、後半(第33週-34週)では前半の半数から半数以下に減少しました。 3月からダラダラと続いた今年の流行も、これで収束する可能性が高くなったと思われます。 この冬は新型コロナとインフルエンザのツインデミックが懸念されています。 RSウイルス感染症との3つが同時に流行しないよう感染予防に気をつけましょう。
〇手足口病 :(3.2)。 6月と7月に松江圏域と出雲圏域でかなりの数の報告がありましたが、8月の全県の報告数を見ると7月の3分に2に減少しました。 しかし8月後半の第33週に13件であった報告数が第34週には21件と再増加していますので、この先の動向には注意を要します。
発生推移グラフ グラフ凡例
RSウイルス感染症報告推移グラフ 手足口病報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 流行性角結膜炎および急性出血性結膜炎の報告はありませんでした。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が21件、性器ヘルペスウイルス感染症が0件、尖圭コンジローマが0件および淋菌感染症が7件 の患者発生報告があります。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎 :1件。〇無菌性髄膜炎:0件。〇マイコプラズマ肺炎:0件。
〇クラミジア肺炎 :0件。〇感染性胃腸炎(ロタ):0件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :32件。地区別では東部8件(25%)、中部11件(34%)、西部13件(41%)、隠岐0件 年代別では70歳以上が23件(72%)を占めています。 
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :0件。〇薬剤耐性緑膿菌感染症:0件。
2.病原体検出情報(2022年6月〜2022年8月の検出結果)
 咽頭炎・扁桃炎、肺・気管支炎からRSウイルス、アデノウイルス1、2、6型及びヒトメタニューモウイルスが検出されています。
2022年6月から2022年8月までの診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所(一部抜粋)
ウイルス名アデノコクサッキーAパレコRSVヒトメタニューモSFTSV 新型コロナ合計
12663
感染性胃腸炎    1     1
手足口病   2      2
咽頭炎・扁桃炎1191 17214  108
肺・気管支炎     141   15
発疹症    1     1
SFTS       4  4
COVID-19         26512651
その他    22    4
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