トップ > 医療・福祉 > 薬事・衛生・感染症 > 感染症 > 感染症情報トップ > 月報
感染症情報トップ
対象疾患一覧
疾患別
カレンダー
感染症 月報
グラフ一覧

前月へ 島根県感染症情報(月報) 2022年6月 次月へ
県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が4件(松江圏域2件、出雲圏域1件、浜田圏域1件)、 日本紅斑熱が3件(出雲圏域)、 レジオネラ症が1件(松江圏域)、 重症熱性血小板減少症候群が2件(出雲圏域1件、益田圏域1件)、 梅毒が2件(松江圏域1件、浜田圏域1件)、 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が3件(出雲圏域)、 新型コロナウイルス感染症が4241件(松江圏域1418件、雲南圏域270件、出雲圏域2093件、大田圏域121件、浜田圏域205件、益田圏域99件、隠岐圏域35件)、 報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) : 4月 699件、 5月 574件、 6月 975件
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇RSウイルス感染症 :(6.1)。 中部が23週から、西部は24週から、東部は25週から増えはじめ、6月は県全体としては5月の3倍増でした。 3歳未満の乳幼児にとっては要注意疾患です。 低年齢層にとっては、呼吸器症状悪化で入院治療を要するリスクが、新型コロナウイルス感染より格段に高い疾患です。 とかく新型コロナに目が向きますが、本症にも充分に注意を払う必要があります。
〇手足口病 :(5.8)。 松江圏域は23週から、出雲圏域は25週から目立ちはじめ、県全体としては4.5倍に増加しました。 夏期に活性化するウイルスが原因ですので、今後の動向は要注意です。
〇インフルエンザ :(0.0)。 報告はゼロでした。 今年の流行期が終了したことになりますので、2シーズン連続でまったく流行しなかったことになります。 来シーズンがどうなるか予想はできませんが、例年日本の流行予測に参考になるオーストラリア等南半球の動向を見ると、流行の兆しが見られます。 来シーズンは日本でも流行する可能性が高いと思って備える必要があります。
発生推移グラフ グラフ凡例
RSウイルス感染症報告推移グラフ 手足口病報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 流行性角結膜炎および急性出血性結膜炎の報告はありませんでした。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が19件、性器ヘルペスウイルス感染症が1件、尖圭コンジローマが0件および淋菌感染症が3件 の患者発生報告があります。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎 :3件。〇無菌性髄膜炎:1件。〇マイコプラズマ肺炎:0件。
〇クラミジア肺炎 :0件。〇感染性胃腸炎(ロタ):0件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :14件。地区別では東部0件、中部6件(43%)、西部8件(57%)、隠岐0件 年代別では70歳以上が10件(71%)を占めています。 
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :0件。〇薬剤耐性緑膿菌感染症:0件。
2.病原体検出情報(2022年4月〜2022年6月の検出結果)
 咽頭炎・扁桃炎、肺・気管支炎からRSウイルス及びアデノウイルス1型、2型、5型、6型が検出されています。
2022年4月から2022年6月までの診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所(一部抜粋)
ウイルス名アデノRSV新型コロナ合計
1256
咽頭炎10141210 37
扁桃炎121   4
肺・気管支炎 1  1 2
COVID-19     29082908
その他  1   1
島根県感染症情報センター カウンター