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前月へ 島根県感染症情報(月報) 2020年8月 次月へ
県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が9件[1](松江圏域3件[1]、出雲圏域2件、大田圏域2件、浜田圏域1件、益田圏域1件)、 腸管出血性大腸菌感染症(O157)が3件[1](出雲圏域1件、浜田圏域2件[1])、 日本紅斑熱が3件(松江圏域2件、益田圏域1件)、 アメーバ赤痢が1件(松江圏域)、 破傷風が1件(出雲圏域)、 侵襲性肺炎球菌感染症が1件(益田圏域)、 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が4件(雲南圏域1件、出雲圏域3件)、 水痘(入院例)が1件(松江圏域)、 新型コロナウイルス感染症が108件[66](松江圏域105件[66]、出雲圏域2件、益田圏域1件)報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) : 6月 372件、 7月 399件、 8月 343件
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇感染性胃腸炎 :(8.9)。 県内全域の患者報告数は前月に比べ減少しています。 例年に比べ患者報告数の少ない状態が続いていますが、手洗いの励行、食品の取り扱いに注意し、発症した場合は脱水に気をつけましょう。
〇A群溶連菌咽頭炎 :(2.1)。 県内全域の患者報告数は横ばいです。 例年に比べ患者報告数の少ない状態が続いています。
発生推移グラフ グラフ凡例
感染性胃腸炎報告推移グラフ A群溶連菌咽頭炎報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 急性出血性結膜炎および流行性角結膜炎の患者発生報告はありません。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が13件、性器ヘルペスウイルス感染症が3件、尖圭コンジローマが3件および淋菌感染症が2件の患者発生報告があります。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎:1件。〇無菌性髄膜炎:0件。〇マイコプラズマ肺炎:2件。
〇クラミジア肺炎:0件。〇感染性胃腸炎(ロタ):0件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :30件。地区別では西部22件(73%)、中部5件(17%)、東部3件(10%)、年代別では70歳以上が16件(53%)を占めています。 
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症:0件。
〇薬剤耐性緑膿菌感染症:0件。  
2.病原体検出情報(2020年6月〜2020年8月の検出結果)
 感染性胃腸炎からアデノウイルス5型およびノロウイルスG2が検出されています。 ヘルパンギーナからコクサッキーウイルスA4型が検出されています。 咽頭炎からアデノウイルス5型が検出されています。
2020年6月から 2020年8月までの診断名別病原体検出数
島根県保健環境科学研究所(一部抜粋)
ウイルス名アデノコクサッキーARSノロ新型コロナ合 計
254G2
感染性胃腸炎 2  1 3
ヘルパンギーナ  1   1
咽頭炎 1    1
COVID-19     113113
その他1  1  2
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