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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2019年 第28週 (7/8〜7/14) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が1件(浜田圏域)、 日本紅斑熱が2件(松江圏域1件、益田圏域1件)、 重症熱性血小板減少症候群が1件(松江圏域)、 侵襲性肺炎球菌感染症が1件(出雲圏域)、 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が2件(出雲圏域1件、益田圏域1件)、 百日咳が2件(出雲圏域1件、隠岐圏域1件)、 報告されています。
2)定点報告5類感染症( )内数字は、週の定点当り患者報告数
〇手足口病 :県内全域(11.6)の患者報告数は増加しています。 雲南圏域(3.0)を除く各圏域で警報レベル(5.0)以上の流行となっており、益田圏域(20.7)、松江圏域(13.1)及び大田圏域(12.5)では定点当り10.0人以上と高いレベルの流行となっています。 患者の9割以上を5歳未満の幼児が占めています。
〇感染性胃腸炎 :県内全域(4.4)の患者報告数は横ばいです。 隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があり、松江圏域(7.3)および出雲圏域(6.8)では定点当り5.0人以上でやや流行しています。
〇A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(1.0)の患者報告数は横ばいです。 雲南圏域および大田圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。
〇ヘルパンギーナ :県内全域(0.8)の患者報告数は増加しています。 大田圏域(1.5)、浜田圏域(1.3)および出雲圏域(1.2)では定点当り1.0人以上でやや流行しています。
〇伝染性紅斑 :県内全域(0.2)の患者報告数は横ばいです。 大田圏域(2.0)で警報レベル(2.0)以上の流行となっているほか、松江圏域(0.1)で散発的な患者発生報告があります。
〇咽頭結膜熱 :県内全域(0.1)の患者報告数は横ばいです。 松江圏域(0.3)および浜田圏域(0.3)で、散発的な患者発生報告があります。
〇細菌性髄膜炎 :出雲圏域(0.5)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
〇無菌性髄膜炎 :出雲圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
〇インフルエンザ :B(ビクトリア系統)型が検出されています。
〇感染性胃腸炎 :ノロウイルスGIIが検出されています。
〇手足口病 :コクサッキーウイルスA16型が検出されています。
〇ヘルパンギーナ :コクサッキーウイルスA6型が検出されています。
〇扁桃炎・咽頭炎 :アデノウイルス1型、2型、5型が検出されています。
〇肺・気管支炎 :ヒトメタニューモウイルス、RSウイルス、アデノウイルス2型およびパラインフルエンザウイルス3型が検出されています。
〇発疹症 :ヒトヘルペスウイルス6型が検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
手足口病増加増加増加 急増増加
感染性胃腸炎横這横這横這 横這報告なし×
A群溶連菌咽頭炎横這横這横這 横這横這
ヘルパンギーナ横這横這横這 横這報告なし×
伝染性紅斑横這横這横這× 横這報告なし×
咽頭結膜熱横這横這横這× 横這報告なし×
記号の説明
◎:流行、〇:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
手足口病発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ ヘルパンギーナ発生推移グラフ 伝染性紅斑発生推移グラフ 咽頭結膜熱発生推移グラフ
凡例
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