○インフルエンザ ：(74.8)。県内全域の患者報告数は2月上旬第5週[24.7]をピークに減少していますが、1月に比べ増加してお り、注意報レベル[10.0]を超える流行が続いています。特に、松江圏域(96)及び雲南圏域(71)では1月下旬及 び2月上旬に警報レベル[30.0]を超える流行となった後減少していますが、警報レベル終息基準値[10.0]を超 える流行が続いています。大田圏域(82)、出雲圏域(75)、益田圏域(72)及び浜田圏域(第8週を除く)(50)で注意 報レベル[10.0]を超える流行が続いています。A型を中心に、少数ながらB型も医療機関で検出(迅速診断)され ています。予防接種、うがい、手洗い、咳エチケット等感染予防を心掛けましょう。

○感染性胃腸炎 ：(19.9)。薬事衛生課から冬季の食中毒注意報が発表されています。県内全域の患者報告数は1月に比べ 減少していますが、大田圏域(42)でやや流行しているほか、各圏域で患者発生報告があります。冬季はノロウ イルスを中心としたウイルス性食中毒が発生しやすい時期です。手洗いの励行と食品の取扱いに注意しましょう。

○A群溶連菌咽頭炎 ：(12.4)。県内全域の患者報告数は増加しています。松江圏域(24)及び出雲圏域(18)を中心に、大田圏域及び 隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。合併症を来さないよう早期診断と確実な治療が重要です。

○流行性耳下腺炎 ：(4.9)。県内全域の患者報告数は1月(5.7)に比べやや減少していますが、過去5年間の同期に比べ多い状況 が続いています。特に、雲南圏域(16)では12月中旬以降流行が続いており、警報レベル終息基準値[2.0]以上 の流行が続いているほか、浜田圏域及び隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があり、注意が必要です。有 効な予防方法は予防接種で、現在、任意予防接種として1歳以上で接種することができます。

○咽頭結膜熱 ：(1.9)。雲南圏域(3)、出雲圏域(3)、益田圏域(3)及び松江圏域(2)で患者発生報告があります。

○伝染性紅斑 ：(1.2)。県内全域の患者報告数は1月に比べ減少していますが、大田圏域を除く各圏域で患者発生報告があり ます。

○水痘 ：(1.1)。雲南圏域及び隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。

○マイコプラズマ肺炎 ：10件(4週換算)。1月に比べ減少していますが、雲南圏域では5件と患者報告数の多い状態が続いているほ か、大田圏域2件、益田圏域2件及び浜田圏域1件の患者発生報告があります。

○メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 ：23件。地区別では西部からの報告が15件(65%)を、年代別では70歳以上が16件(70%)を占 めています。

○薬剤耐性緑膿菌感染症 ：2件。西部で70歳代以上2件の報告があります。