トップ > 医療・福祉 > 薬事・衛生・感染症 > 感染症対策 > 感染症情報トップ > 週報
感染症情報トップ
対象疾患一覧
疾患別
カレンダー
感染症 週報
グラフ一覧

前週へ 島根県感染症情報(週報) 2016年 第41週 (10/10〜10/16) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
⇒ 印刷用PDF版
1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が4件(松江圏域2件、益田圏域2件)、侵襲性肺炎球菌感染症が1件(隠岐圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ :大田圏域(0.3)、松江圏域(0.1)及び出雲圏域(0.1)で散発的な患者発生報告があり、A型が医療機関で検出(迅速診断)されています。
○感染性胃腸炎 :県内全域(8.1)の患者報告数は10月に入り増加傾向に転じています。出雲圏域(11.0)、松江圏域(10.7)及び大田圏域(9.5)等、浜田圏域及び隠岐圏域を除く各圏域でやや流行しています。 手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
○RSウイルス感染症 :県内全域(3.4)の患者報告数は増加し、過去5年間の同期に比べ多い状況が続いています。特に、出雲圏域(6.6)及び松江圏域(4.9)で増加傾向を示し流行しているほか、大田圏域及び隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があり注意が必要です。
○流行性耳下腺炎 :県内全域(1.8)の患者報告数は過去5年間の同期に比べ多い状況が続いています。特に、雲南圏域(5.5)では注意報レベル(3.0)を超える流行となっています。また、松江圏域(2.9)で増加し流行しているほか、益田圏域(2.0)及び出雲圏域(1.0)でやや流行しており注意が必要です。
○手足口病 :県内全域(1.4)の患者報告数は第40週に比べ減少していますが、浜田圏域(3.0)、益田圏域(2.0)及び松江圏域(1.7)等、大田圏域及び隠岐圏域を除く各圏域でやや流行しており、今後の動向に注意が必要です。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(1.2)の患者報告数はほぼ横ばいです。松江圏域(2.7)でやや流行しているほか、出雲圏域(1.2)、雲南圏域(1.0)及び益田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○咽頭結膜熱 :出雲圏域(2.2)でやや流行しているほか、松江圏域(0.1)で患者発生報告があります。
○流行性角結膜炎 :出雲圏域(1.0)で患者発生報告があります。手洗い等感染予防を心掛けましょう。
○マイコプラズマ肺炎 :雲南圏域(6.0)の基幹病院定点で増加傾向を示しており注意が必要です。
3)主な病原体の分離状況等
○咽頭結膜熱 :アデノウイルス2型及び3型が検出されています。
○肺・気管支炎 :9月以降、RSウイルスの検出が増加しています。
○流行性角結膜炎 :5月に西部でアデノウイルス37型が検出されていましたが、8月末から9月に中部でアデノウイルス3型が検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
感染性胃腸炎横這横這増加 横這報告なし×
RSウイルス感染症増加増加増加 横這報告なし×
流行性耳下腺炎増加増加横這 横這報告なし×
手足口病横這横這横這 横這報告なし×
A群溶連菌咽頭炎横這横這横這 横這横這×
咽頭結膜熱横這横這横這 報告なし×報告なし×

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
感染性胃腸炎発生推移グラフ RSウイルス感染症発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ
手足口病発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ 咽頭結膜熱発生推移グラフ
凡例
推移グラフ一覧
島根県感染症情報センター
アクセスカウンターアクセスカウンター