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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2016年 第40週 (10/3〜10/9) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が3件[1](松江圏域2件[1]、浜田圏域1件)、日本紅斑熱が1件(浜田圏域)、梅毒が1件(浜田圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○感染性胃腸炎 :県内全域(7.4)の患者報告数は2週連続で増加しています。特に、出雲圏域(15.0)で増加しているほか、松江圏域(9.3)及び雲南圏域(7.0)等、浜田圏域及び隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
○RSウイルス感染症 :県内全域(3.6)の患者報告数は増加しています。特に、出雲圏域(6.4)及び松江圏域(5.9)で定点当り5.0人を超える流行となっているほか、雲南圏域(2.5)、益田圏域(1.0)及び浜田圏域(0.3)で患者発生報告があります。例年、乳幼児を中心に冬季に向けて流行する疾患として注意が必要です。
○手足口病 :県内全域(2.2)の患者報告数は増加傾向です。浜田圏域(3.0)、松江圏域(2.7)及び益田圏域(2.7)等、大田圏域及び隠岐圏域を除く各圏域でやや流行しており、今後の動向に注意が必要です。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(2.0)の患者報告数はほぼ横ばいです。松江圏域(5.1)で流行しているほか、隠岐圏域(2.0)、出雲圏域(1.2)及び雲南圏域(1.0)で患者発生報告があります。
○流行性耳下腺炎 :県内全域(1.0)の患者報告数は第39週に比べ減少していますが、過去5年間の同期に比べ多い状況が続いています。雲南圏域(2.0)、出雲圏域(1.4)及び益田圏域(1.3)等、大田圏域及び隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があり、引き続き注意が必要です。
○伝染性紅斑 :県内全域(0.7)の患者報告数はほぼ横ばいです。益田圏域(1.3)及び松江圏域(1.1)でやや流行しているほか、出雲圏域(0.6)で患者発生報告があります。
〇無菌性髄膜炎 :松江圏域(1.0)及び大田圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
○マイコプラズマ肺炎 :雲南圏域(5.0)及び大田圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告が続いています。
3)主な病原体の分離状況等
○感染性胃腸炎 :サポウイルスが8月及び9月に検出されています。また、6月以降検出されていなかったノロウイルスGUが8月に検出されています。
○ヘルパンギーナ :今シーズンは、コクサッキーウイルスA4型が検出されています。
○肺・気管支炎 :8月に入りRSウイルスが検出されています。
○無菌性髄膜炎 :コクサッキーウイルスB3型が9月に検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
感染性胃腸炎横這横這増加 横這報告なし×
RSウイルス感染症増加増加増加 横這報告なし×
手足口病横這横這横這 横這報告なし×
A群溶連菌咽頭炎横這横這横這 報告なし×横這
流行性耳下腺炎横這横這横這 横這報告なし×
伝染性紅斑横這横這横這 横這報告なし×

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
感染性胃腸炎発生推移グラフ RSウイルス感染症発生推移グラフ 手足口病発生推移グラフ
A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ 伝染性紅斑発生推移グラフ
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