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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2016年 第34週 (8/22〜8/28) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が1件(松江圏域)、クロイツフェルト・ヤコブ病が1件(松江圏域)、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が1件(出雲圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○感染性胃腸炎 :県内全域(5.3)の患者報告数はほぼ横ばいですが、大田圏域(11.0)、松江圏域(7.9)及び益田圏域(6.3)等、隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(1.3)の患者報告数はほぼ横ばいですが、松江圏域(2.4)、出雲圏域(1.8)及び益田圏域(0.7)等、大田圏域及び隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。
○流行性耳下腺炎 :県内全域(1.3)の患者報告数は過去5年間の同期に比べ多い状況が続いています。松江圏域(2.0)及び雲南圏域(2.0)で流行しているほか、隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があり注意が必要です。
〇咽頭結膜熱 :出雲圏域(2.6)で警報終息基準値(1.0)を超える流行が続いているほか、松江圏域(0.6)で患者発生報告があり注意が必要です。
○手足口病 :浜田圏域(1.3)、出雲圏域(0.6)及び松江圏域(0.4)で患者発生報告があります。
○伝染性紅斑 :松江圏域(0.9)及び出雲圏域(0.6)で患者発生報告が続いています。
○流行性角結膜炎 :出雲圏域(4.0)で増加しているほか、学校欠席者情報収集システムによると、松江圏域及び出雲圏域で患者発生報告があります。手洗い等感染予防を心掛けましょう。
○マイコプラズマ肺炎 :雲南圏域(5.0)で患者発生報告が続いているほか、大田圏域(1.0)及び浜田圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
○インフルエンザ :中部でA香港型が検出されています。
○感染性胃腸炎 :サポウイルス及びアストロウイルスが検出されています。
○ヘルパンギーナ :コクサッキーウイルスA4型が多数及びコクサッキーウイルスB5型が検出されています。
○熱性疾患 :発熱症状を伴う胃腸炎、咽頭炎からコクサッキーウイルスB5型が検出されています。
○肺・気管支炎 :パラインフルエンザウイルス3型、ヒトメタニューモウイルス及びライノウイルスが検出されています。特に、例年、夏期に検出されるパラインフルエンザウイルス3型は、咽頭炎や肺炎など、広範囲の呼吸器系疾患から多数検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
感染性胃腸炎横這横這横這 横這報告なし×
A群溶連菌咽頭炎横這横這横這 横這報告なし×
流行性耳下腺炎横這横這横這 横這報告なし×
咽頭結膜熱横這横這増加 横這×報告なし×
手足口病横這横這横這 横這報告なし×
伝染性紅斑横這横這減少 横這×報告なし×

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
感染性胃腸炎発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ
咽頭結膜熱発生推移グラフ 手足口病発生推移グラフ 伝染性紅斑発生推移グラフ
凡例
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