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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2016年 第33週 (8/15〜8/21) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が2件(松江圏域1件、出雲圏域1件)、腸管出血性大腸菌感染症(O157)が3件[2](出雲圏域)、日本紅斑熱が1件(出雲圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○感染性胃腸炎 :県内全域(6.0)の患者報告数はほぼ横ばいですが、松江圏域(11.6)で増加しているほか、大田圏域(9.5)、出雲圏域(4.8)等、浜田圏域及び隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。 手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
〇咽頭結膜熱 :県内全域(1.7)の患者報告数は増加しています。特に、出雲圏域(4.8)で急増し警報レベル(3.0)を超える流行となっているほか、松江圏域(2.1)も増加し流行しており注意が必要です。
○流行性耳下腺炎 :県内全域(1.3)の患者報告数は過去5年間の同期に比べ多い状況が続いています。出雲圏域(2.2)、益田圏域(1.7)及び松江圏域(1.6)で流行しているほか、雲南圏域(1.0)及び大田圏域(0.5)で患者発生報告があり注意が必要です。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(0.9)の患者報告数は減少していますが、松江圏域(2.4)でやや流行しているほか、大田圏域(1.0)、浜田圏域(0.7)及び益圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○伝染性紅斑 :県内全域(0.7)の患者報告数は過去5年間の同期に比べ多い状況が続いています。松江圏域(1.7)で増加し流行しているほか、出雲圏域(0.8)も患者発生報告が続いており注意が必要です。
〇RSウイルス感染症 :県内全域(0.6)の患者報告数は増加しています。松江圏域(1.6)で増加しているほか、益田圏域(0.7)及び浜田圏域(0.3)で患者発生報告があります。例年、冬季に流行することから今後の動向に注意が必要です。
○流行性角結膜炎 :出雲圏域(1.0)で患者発生報告があるほか、学校欠席者情報収集システムによると、松江圏域で患者発生報告があります。手洗い等感染予防を心掛けましょう。
○無菌性髄膜炎 :出雲圏域(3.0)の基幹病院定点で患者発生報告があり、増加しています。
○マイコプラズマ肺炎 :雲南圏域(2.0)及び大田圏域(2.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
○インフルエンザ :中部でA香港型が検出されています。
○ヘルパンギーナ :コクサッキーウイルスA4型が多数及びコクサッキーウイルスB5型が検出されています。
○咽頭結膜熱 :アデノウイルス1型、2型及び3型が検出されています。
○熱性疾患 :発熱症状を伴う胃腸炎、咽頭炎からコクサッキーウイルスB5型が検出されています。
○肺・気管支炎 :パラインフルエンザウイルス3型、ヒトメタニューモウイルス及びライノウイルスが検出されています。特に、例年、夏期に検出されるパラインフルエンザウイルス3型は、咽頭炎や肺炎など、広範囲の呼吸器系疾患から多数検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
感染性胃腸炎横這増加横這 横這報告なし×
咽頭結膜熱増加増加増加 横這×報告なし×
流行性耳下腺炎横這横這横這 横這報告なし×
A群溶連菌咽頭炎横這横這横這× 横這報告なし×
伝染性紅斑横這増加横這 横這×報告なし×
RSウイルス感染症横這増加横這× 横這報告なし×

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
感染性胃腸炎発生推移グラフ 咽頭結膜熱発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ
A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ 伝染性紅斑発生推移グラフ RSウイルス感染症発生推移グラフ
凡例
推移グラフ一覧
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