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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2016年 第32週 (8/8〜8/14) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が3件[1](松江圏域1件、浜田圏域1件、大田圏域1件[1])、腸管出血性大腸菌感染症(O157)が1件(出雲圏域)、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が1件(松江圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
〇インフルエンザ :松江圏域(0.1)で散発的な患者発生報告があり、B型が医療機関で検出(迅速診断)されています。
○感染性胃腸炎 :県内全域(4.9)の患者報告数はほぼ横ばいです。出雲圏域(7.0)、松江圏域(6.9)及び大田圏域(5.0)ほか、浜田圏域及び隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(1.4)の患者報告数はほぼ横ばいです。松江圏域(3.1)及び出雲圏域(2.0)でやや流行しているほか、雲南圏域(0.5)で患者発生報告があります。
○流行性耳下腺炎 :県内全域(1.1)の患者報告数は過去5年間の同期に比べ多い状況が続いています。特に、松江圏域(1.6)、出雲圏域(1.6)及び益田圏域(1.3)で流行しているほか、浜田圏域(0.7)で患者発生報告があり注意が必要です。
〇咽頭結膜熱 :県内全域(0.8)の患者報告数は6月上旬をピークに減少していますが、松江圏域(1.3)及び出雲圏域(1.2)でやや流行しているほか、大田圏域及び隠岐圏域を除く各圏域で散発的な患者発生報告があります。
〇ヘルパンギーナ :県内全域(0.3)の患者報告数は減少していますが、松江圏域(0.6)及び出雲圏域(0.6)で患者発生報告があります。
○伝染性紅斑 :県内全域(0.3)の患者報告数は減少していますが、出雲圏域(0.6)、大田圏域(0.5)及び松江圏域(0.3)で散発的な患者発生報告があります。
○百日咳 :隠岐圏域(2.0)で警報レベル(1.0)を超える流行となっています。
○流行性角結膜炎 :松江圏域(1.0)及び浜田圏域(1.0)で患者発生報告があります。また、学校欠席者情報収集システムによると、松江・大田圏域で患者発生報告があります。手洗い等感染予防を心掛けましょう。
○マイコプラズマ肺炎 :雲南圏域(4.0)で患者発生報告が続いているほか、浜田圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
○インフルエンザ :中部でA香港型が検出されています。
○感染性胃腸炎 :コクサッキーウイルスB5型が検出されています。
○ヘルパンギーナ :コクサッキーウイルスA4型が多数及びコクサッキーウイルスB5型が検出されています。
○咽頭結膜熱 :アデノウイルス1型及び3型が検出されています。
○肺・気管支炎 :パラインフルエンザウイルス3型、ヒトメタニューモウイルス及びライノウイルスが検出されています。特に、例年、夏期に検出されるパラインフルエンザウイルス3型は、咽頭炎や肺炎など、広範囲の呼吸器系疾患から多数検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
感染性胃腸炎横這横這横這 横這報告なし×
A群溶連菌咽頭炎横這横這横這 横這×報告なし×
流行性耳下腺炎横這横這横這 横這報告なし×
咽頭結膜熱横這横這横這 横這報告なし×
ヘルパンギーナ減少横這減少 減少×横這×
伝染性紅斑減少横這減少 横這報告なし×

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
感染性胃腸炎発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ
咽頭結膜熱発生推移グラフ ヘルパンギーナ発生推移グラフ 伝染性紅斑発生推移グラフ
凡例
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