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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2016年 第29週 (7/18〜7/24) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)が1件(出雲圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○感染性胃腸炎 :県内全域(4.4)の患者報告数は第28週に比べ減少していますが、松江圏域(7.0)、雲南圏域(6.0)及び大田圏域(5.0)ほか、隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(1.7)の患者報告数は第28週に比べ減少していますが、松江圏域(4.3)で流行しているほか、雲南圏域(1.0)、益田圏域(1.0)及び出雲圏域(0.6)で患者発生報告があります。
○流行性耳下腺炎 :県内全域(1.1)の患者報告数は第28週に比べ減少していますが、過去5年間の同期に比べ多い状況が続いており、特に、益田圏域(3.3)で注意報レベル(3.0)を超える流行となっています。また、松江圏域(1.7)で流行しているほか、大田・隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があり注意が必要です。
〇咽頭結膜熱 :県内全域(1.1)の患者報告数はほぼ横ばいですが、出雲圏域(2.2)及び松江圏域(1.7)で流行しているほか、雲南圏域(0.5)及び益田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
〇ヘルパンギーナ :県内全域(1.0)の患者報告数は第28週に比べ減少していますが、大田圏域(5.5)で増加しているほか、出雲圏域(1.0)、松江圏域(0.7)及び雲南圏域(0.5)で患者発生報告があります。うがい・手洗い等感染予防を心掛けましょう。
○伝染性紅斑 :県内全域(0.4)の患者報告数は減少していますが、過去5年間の同期に比べ多い状況が続いています。出雲圏域(1.0)、松江圏域(0.6)及び大田圏域(0.5)で患者発生報告があり注意が必要です。
○流行性角結膜炎 :松江圏域(1.0)で患者発生報告があります。手洗い等感染予防を心掛けましょう。
○無菌性髄膜炎 :出雲圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告が続いています。
○マイコプラズマ肺炎 :雲南圏域(1.0)で患者発生報告が続いているほか、浜田圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
〇ヘルパンギーナ :コクサッキーウイルスA4型は、2014年8月以降県内で検出されていませんでしたが、今シーズンは6月以降多数検出されています。
○熱性疾患 :乳児から、パレコウイルス3型が検出されています。新生児の場合、敗血症や髄膜脳炎など重症となる場合があり注意が必要です。
○肺・気管支炎 :パラインフルエンザウイルス3型、ヒトメタニューモウイルス及びライノウイルスが検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
感染性胃腸炎横這横這横這 横這横這×
A群溶連菌咽頭炎横這横這減少 横這報告なし×
流行性耳下腺炎横這横這横這 横這報告なし×
咽頭結膜熱横這横這横這 横這報告なし×
ヘルパンギーナ減少横這減少 増加横這×
伝染性紅斑減少減少減少 横這報告なし×

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
感染性胃腸炎発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ
咽頭結膜熱発生推移グラフ ヘルパンギーナ発生推移グラフ 伝染性紅斑発生推移グラフ
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