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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)が1件(出雲圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○感染性胃腸炎
:県内全域(4.4)の患者報告数は第28週に比べ減少していますが、松江圏域(7.0)、雲南圏域(6.0)及び大田圏域(5.0)ほか、隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
○A群溶連菌咽頭炎
:県内全域(1.7)の患者報告数は第28週に比べ減少していますが、松江圏域(4.3)で流行しているほか、雲南圏域(1.0)、益田圏域(1.0)及び出雲圏域(0.6)で患者発生報告があります。
○流行性耳下腺炎
:県内全域(1.1)の患者報告数は第28週に比べ減少していますが、過去5年間の同期に比べ多い状況が続いており、特に、益田圏域(3.3)で注意報レベル(3.0)を超える流行となっています。また、松江圏域(1.7)で流行しているほか、大田・隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があり注意が必要です。
〇咽頭結膜熱
:県内全域(1.1)の患者報告数はほぼ横ばいですが、出雲圏域(2.2)及び松江圏域(1.7)で流行しているほか、雲南圏域(0.5)及び益田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
〇ヘルパンギーナ
:県内全域(1.0)の患者報告数は第28週に比べ減少していますが、大田圏域(5.5)で増加しているほか、出雲圏域(1.0)、松江圏域(0.7)及び雲南圏域(0.5)で患者発生報告があります。うがい・手洗い等感染予防を心掛けましょう。
○伝染性紅斑
:県内全域(0.4)の患者報告数は減少していますが、過去5年間の同期に比べ多い状況が続いています。出雲圏域(1.0)、松江圏域(0.6)及び大田圏域(0.5)で患者発生報告があり注意が必要です。
○流行性角結膜炎
:松江圏域(1.0)で患者発生報告があります。手洗い等感染予防を心掛けましょう。
○無菌性髄膜炎
:出雲圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告が続いています。
○マイコプラズマ肺炎
:雲南圏域(1.0)で患者発生報告が続いているほか、浜田圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
〇ヘルパンギーナ
:コクサッキーウイルスA4型は、2014年8月以降県内で検出されていませんでしたが、今シーズンは6月以降多数検出されています。
○熱性疾患
:乳児から、パレコウイルス3型が検出されています。新生児の場合、敗血症や髄膜脳炎など重症となる場合があり注意が必要です。
○肺・気管支炎
:パラインフルエンザウイルス3型、ヒトメタニューモウイルス及びライノウイルスが検出されています。