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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2016年 第28週 (7/11〜7/17) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が1件(出雲圏域)、腸管出血性大腸菌感染症(O157)が1件(出 雲圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
〇インフルエンザ 松江圏域(0.1)で散発的な患者発生報告があり、A型が医療機関で検出(迅速診断)されています。
○感染性胃腸炎 :県内全域(6.0)の患者報告数は第27週に比べやや増加しており、大田圏域(11.5)及び松江圏域(10.3)ほか、浜田・隠岐圏域を除く各圏域で流行しています。手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(2.3)の患者報告数はほぼ横ばいです。松江圏域(4.3)、出雲圏域(3.0)及び雲南圏域(2.5)で流行しているほか、大田圏域及び浜田圏域で患者発生報告があります。
〇ヘルパンギーナ :県内全域(1.6)の患者報告数は第27週に比べやや増加しています。出雲圏域(3.4)、雲南圏域(2.5)、大田圏域(2.5)及び隠岐圏域(2.0)で流行しているほか、各圏域で患者発生報告があります。 うがい・手洗い等感染予防を心掛けましょう。
○流行性耳下腺炎 :県内全域(1.5)の患者報告数は過去5年間の同期に比べ多い状況が続いています。松江圏域(2.9)で増加しているほか、大田・隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があり注意が必要です。
〇咽頭結膜熱 :県内全域(1.3)の患者報告数は第27週に比べやや増加しており、出雲圏域(2.4)、松江圏域(1.6)、雲南圏域(1.5)及び浜田圏域(1.0)で流行しています。
○伝染性紅斑 :県内全域(1.0)の患者報告数は第27週に比べ減少していますが、過去5年間の同期に比べ多い状況が続いています。特に、出雲圏域(2.4)で警報レベル(2.0)を超える流行が続いているほか、松江圏域(1.3)及び益田圏域(0.7)で患者発生報告が続いており注意が必要です。
○流行性角結膜炎 :浜田圏域(3.0)で患者発生報告があります。また、学校欠席者情報収集システムによると、松江・大田・浜田圏域で患者発生報告があります。手洗い等感染予防を心掛けましょう。
○無菌性髄膜炎 :出雲圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
○マイコプラズマ肺炎 :雲南圏域(5.0)で増加しているほか、出雲圏域(0.5)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
○ヘルパンギーナ :コクサッキーウイルスA4型は、2014年8月以降県内で検出されていませんでしたが、今シーズンは6月以降多数検出されています。
○熱性疾患 :乳児からパレコウイルス3型が検出されています。新生児の場合、敗血症や髄膜脳炎など重症となる場合があり注意が必要です。
○肺・気管支炎 :パラインフルエンザウイルス3型、ヒトメタニューモウイルス及びライノウイルスが検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
感染性胃腸炎横這横這横這 横這横這×
A群溶連菌咽頭炎横這横這横這 横這報告なし×
ヘルパンギーナ減少横這減少 横這横這
流行性耳下腺炎横這増加横這 横這報告なし×
咽頭結膜熱横這減少増加 横這報告なし×
伝染性紅斑横這横這横這 横這報告なし×

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
感染性胃腸炎発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ ヘルパンギーナ発生推移グラフ
流行性耳下腺炎発生推移グラフ 咽頭結膜熱発生推移グラフ 伝染性紅斑発生推移グラフ
凡例
推移グラフ一覧
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