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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2016年 第30週 (7/25〜7/31) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が1件(益田圏域)、日本紅斑熱が2件(出雲圏域)、レジオネラ症が1件(松江圏域)、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が1件(出雲圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
〇インフルエンザ :出雲圏域(0.1)で散発的な患者発生報告があり、A型が医療機関で検出(迅速診断)されています。
○感染性胃腸炎 :県内全域(4.5)の患者報告数はほぼ横ばいです。大田圏域(6.5)、松江圏域(5.6)及び出雲圏域(5.0)ほか、隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(1.5)の患者報告数はほぼ横ばいです。松江圏域(3.7)で流行しているほか、出雲圏域(1.2)、大田圏域(1.0)及び雲南圏域(0.5)で患者発生報告があります。
○流行性耳下腺炎 :県内全域(1.5)の患者報告数は過去5年間の同期に比べ多い状況が続いています。特に、益田圏域(2.7)、出雲圏域(2.6)、及び松江圏域(1.9)で流行しており注意が必要です。
〇ヘルパンギーナ :県内全域(1.2)の患者報告数はほぼ横ばいです。大田圏域(5.0)で流行しているほか、出雲圏域(1.8)、松江圏域(1.0)及び雲南圏域(0.5)で患者発生報告があります。うがい・手洗い等感染予防を心掛けましょう。
○伝染性紅斑 :県内全域(0.9)の患者報告数は過去5年間の同期に比べ多い状況が続いています。特に、出雲圏域(2.2)で警報レベル(2.0)を超える流行となっているほか、松江圏域(1.0)及び大田圏域(1.0)で患者発生報告が続いており注意が必要です。
〇咽頭結膜熱 :県内全域(0.5)の患者報告数は減少していますが、松江圏域(1.0)で流行しているほか、出雲圏域(0.6)、浜田圏域(0.3)及び益田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○流行性角結膜炎 :学校欠席者情報収集システムによると、松江圏域及び大田圏域で患者発生報告があります。手洗い等感染予防を心掛けましょう。
○無菌性髄膜炎 :出雲圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告が続いています。
○マイコプラズマ肺炎 :雲南圏域(6.0)で患者発生報告が増加しているほか、松江圏域(1.0)及び大田圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
○感染性胃腸炎 :アデノウイルス3型、サポウイルス及びアストロウイルスが検出されています。
○ヘルパンギーナ :コクサッキーウイルスA4型が、多数検出されています。
○咽頭結膜熱 :アデノウイルス1型,、2型及び3型が検出されています。
○肺・気管支炎 :パラインフルエンザウイルス3型、ヒトメタニューモウイルス及びライノウイルスが検出されています。特に、例年、夏期に検出されるパラインフルエンザウイルス3型は、咽頭炎や肺炎など、広範囲の呼吸器系疾患から多数検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
感染性胃腸炎横這横這横這 横這横這×
A群溶連菌咽頭炎横這横這減少 横這報告なし×
流行性耳下腺炎横這横這増加 横這報告なし×
ヘルパンギーナ横這横這減少 増加減少×
伝染性紅斑減少横這横這 横這報告なし×
咽頭結膜熱減少横這減少 横這報告なし×

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
感染性胃腸炎発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ
ヘルパンギーナ発生推移グラフ 伝染性紅斑発生推移グラフ 咽頭結膜熱発生推移グラフ
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