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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
結核が3件(松江圏域2件、出雲圏域1件)、A型肝炎が1件(松江圏域)、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)が1件(益田圏域)、破傷風が1件(出雲圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ
:松江圏域(0.1)で散発的な患者発生報告があります。
○感染性胃腸炎
:県内全域(5.1)の患者報告数は第24週に比べやや増加しており、各圏域で患者発生報告があります。手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
〇ヘルパンギーナ
:県内全域(2.1)の患者報告数は第24週に比べ減少していますが、雲南圏域(6.5)で増加し警報レベル(6.0)を超える流行となっているほか、出雲圏域(3.4)及び大田圏域(2.0)など各圏域で患者発生報告があり注意が必要です。うがい・手洗いの励行等感染予防を心掛けましょう。
○A群溶連菌咽頭炎
:県内全域(1.7)の患者報告数は減少傾向ですが、松江圏域(3.1)、雲南圏域(3.0)、出雲圏域(2.0)及び浜田圏域(0.7)で患者発生報告があります。
○伝染性紅斑
:県内全域(1.2)の患者報告数は第24週に比べやや増加しています。特に、松江圏域(2.1)で増加し警報レベル(2.0)を超える流行となっているほか、出雲圏域(1.8)及び益田圏域(1.3)で患者発生報告が続いており注意が必要です。
〇咽頭結膜熱
:県内全域(1.0)の患者報告数は減少傾向ですが、松江圏域(2.1)、益田圏域(1.0)、出雲圏域(0.8)及び浜田圏域(0.7)で患者発生報告があります。
○流行性耳下腺炎
:県内全域(0.9)の患者報告数は過去5年間の同期に比べ多い状況が続いています。隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があり注意が必要です。
○流行性角結膜炎
:松江圏域(2.0)及び浜田圏域(2.0)で患者発生報告があります。また、学校欠席者情報収集システムによると、松江で患者発生報告があります。夏季に向けて流行の拡大が懸念されます。手洗い等感染予防を心掛けましょう。
○マイコプラズマ肺炎
:雲南圏域(1.0)及び浜田圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
○感染性胃腸炎
:A群ロタウイルス、サポウイルス及びアストロウイルスが検出されています。
○咽頭結膜熱
:アデノウイルス1型、2型及び3型が検出されています。
○熱性疾患
:乳児からパレコウイルス3型が検出されています。新生児の場合、敗血症や髄膜脳炎など重症となる場合があり注意が必要です。呼吸器症状を伴う症例では、コクサッキーウイルスA4型の検出が増加しています。
○肺・気管支炎
:ヒトメタニューモウイルス及びライノウイルスが検出されています。