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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
結核が2件(雲南圏域1件、益田圏域1件)、腸管出血性大腸菌感染症(0157)が1件(益田圏域)、日本紅斑熱が1件(出雲圏域)、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)が1件(大田圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ
:浜田圏域(0.2)で散発的な患者発生報告があり、B型が医療機関で検出(迅速診断)されています。
○感染性胃腸炎
:県内全域(4.5)の患者報告数は減少傾向ですが、大田圏域(12.0)ほか、浜田・隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
〇ヘルパンギーナ
:県内全域(3.0)の患者報告数は増加しています。特に、出雲圏域(8.8)で急増し警報レベル(6.0)を超える流行となっているほか、雲南圏域を除く各圏域で患者発生報告があり注意が必要です。うがい・手洗いの励行等感染予防を心掛けましょう。
○A群溶連菌咽頭炎
:県内全域(2.2)の患者報告数は第23週に比べ減少していますが、出雲圏域(3.8)、松江圏域(3.6)、雲南圏域(2.5)及び益田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
〇咽頭結膜熱
:県内全域(1.2)の患者報告数は第23週に比べ減少していますが、松江圏域(2.6)、出雲圏域(1.6)及び益田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○流行性耳下腺炎
:県内全域(1.1)の患者報告数はほぼ横ばいですが、益田圏域(4.3)で増加し注意報レベル(3.0)を超える流行となっているほか、松江圏域(1.4)及び出雲圏域(0.6)で患者発生報告があり注意が必要です。
○伝染性紅斑
:県内全域(1.0)の患者報告数は第23週に比べ減少していますが、出雲圏域(2.6)で警報レベル(2.0)を超える流行が続いているほか、益田圏域(1.0)及び松江圏域(0.9)で患者発生報告があり注意が必要です。
○流行性角結膜炎
:学校欠席者情報収集システムによると、松江・出雲・大田圏域で患者発生報告があり増加傾向を示しています。夏季に向けて流行の拡大が懸念されます。手洗い等感染予防を心掛けましょう。
○マイコプラズマ肺炎
:大田圏域(2.0)及び松江圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
○感染性胃腸炎(ロタ)
:益田圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
○感染性胃腸炎
:A群ロタウイルス、サポウイルス及びアストロウイルスが検出されています。
○咽頭結膜熱
:アデノウイルス1型、2型及び3型が検出されています。
○熱性疾患
:乳児からパレコウイルス3型が検出されています。新生児の場合、敗血症や髄膜脳炎など重症となる場合があり注意が必要です。
○肺・気管支炎
:ヒトメタニューモウイルス及びライノウイルスが検出されています。
○風しん(疑い症例)
:伝染性紅斑の病因となるパルボウイルスB19が検出されています。