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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2016年 第26週 (6/27〜7/3) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が3件(松江圏域1件、雲南圏域1件、浜田圏域1件)、腸管出血性大腸菌感染症(O26)が1件(雲南圏域)、日本紅斑熱が1件(出雲圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○感染性胃腸炎 :県内全域(5.5)の患者報告数は第25週に比べやや増加しており、隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(2.4)の患者報告数は第25週に比べやや増加しています。雲南圏域(4.5)、松江圏域(3.7)及び出雲圏域(3.4)で流行しているほか、大田圏域及び浜田圏域で患者発生報告があります。
〇ヘルパンギーナ :県内全域(1.8)の患者報告数は減少傾向ですが、出雲圏域(5.0)で警報解除レベル(2.0)を超える流行が続いているほか、益田圏域を除く各圏域で患者発生報告が続いており注意が必要です。うがい・手洗いの励行等感染予防を心掛けましょう。
〇咽頭結膜熱 :県内全域(1.3)の患者報告数は6月上旬第23週をピークに減少傾向を示していますが、第25週に比べやや増加しており、出雲圏域(2.2)、松江圏域(2.1)及び浜田圏域(1.0)で流行しています。
○流行性耳下腺炎 :県内全域(1.1)の患者報告数は過去5年間の同期に比べ多い状況が続いています。益田圏域(3.0)で注意報レベル(3.0)の流行となっているほか、雲南圏域及び隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告が続いており注意が必要です。
○伝染性紅斑 :県内全域(0.7)の患者報告数は減少傾向ですが、過去5年間の同期に比べ多い状況が続いています。特に、出雲圏域(2.2)で警報レベル(2.0)を超える流行となっているほか、松江圏域(0.7)及び益田圏域(0.3)で患者発生報告が続いており注意が必要です。
○流行性角結膜炎 :松江圏域(1.0)で患者発生報告があります。また、学校欠席者情報収集システムによると、松江圏域及び益田圏域で患者発生報告があります。手洗い等感染予防を心掛けましょう。
○マイコプラズマ肺炎 :雲南圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
○感染性胃腸炎 :サポウイルス及びアストロウイルスが検出されています。
○咽頭結膜熱 :アデノウイルス1型及び2型、コクサッキーウイルスA4型が検出されています。
○熱性疾患 :乳児からパレコウイルス3型が検出されています。新生児の場合、敗血症や髄膜脳炎など重症となる場合があり注意が必要です。呼吸器症状を伴う症例では、コクサッキーウイルスA4型の検出が増加しています。
○肺・気管支炎 :パラインフルエンザウイルス3型、ヒトメタニューモウイルス及びライノウイルスが検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
感染性胃腸炎横這横這横這 横這横這×
A群溶連菌咽頭炎横這横這横這 横這報告なし×
ヘルパンギーナ横這横這横這 減少横這
咽頭結膜熱減少横這減少 横這報告なし×
流行性耳下腺炎横這横這横這 横這報告なし×
伝染性紅斑減少横這減少 横這報告なし×

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
感染性胃腸炎発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ ヘルパンギーナ発生推移グラフ
咽頭結膜熱発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ 伝染性紅斑発生推移グラフ
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