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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2016年 第23週 (6/6〜6/12) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が6件(松江圏域4件、出雲圏域1件、益田圏域1件)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ :大田圏域(0.3)で散発的な患者発生報告があり、B型が医療機関で検出(迅速診断)されています。
○感染性胃腸炎 :県内全域(5.3)の患者報告数はやや減少傾向ですが、松江圏域(10.1)ほか、各圏域で患者発生報告があります。手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(2.8)の患者報告数はほぼ横ばいです。松江圏域(5.4)及び出雲圏域(3.4)等、隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。
〇咽頭結膜熱 :県内全域(2.8)の患者報告数は増加傾向が続いています。特に、出雲圏域(8.6)では警報レベルを超える流行が続いているほか、松江圏域(2.6)、雲南圏域(1.0)及び益田圏域(0.7)で患者発生報告があり注意が必要です。うがい・手洗いの励行等感染予防を心掛けましょう。
〇ヘルパンギーナ :県内全域(2.3)の患者報告数は増加しています。出雲圏域(5.2)、大田圏域(4.0)及び松江圏域(1.9)等、各圏域で患者発生報告があり、夏季の流行シーズンに向け注意が必要です。
○伝染性紅斑 :県内全域(1.3)の患者報告数は増加傾向が続いています。特に、出雲圏域(3.2)では警報レベル(2.0)を超える流行が続いています。また、松江圏域(1.4)で増加傾向を示しているほか、隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があり注意が必要です。
○流行性耳下腺炎 :県内全域(1.1)の患者報告数は増加しています。特に、出雲圏域(2.8)で増加しているほか、松江圏域(1.3)及び益田圏域(1.0)で患者発生報告があります。
○流行性角結膜炎 :浜田圏域(2.0)、出雲圏域(1.0)及び松江圏域(1.0)で患者発生報告があるほか、学校欠席者情報収集システムによると、松江・雲南・浜田・益田・隠岐圏域で患者発生報告があります。夏季に向けて流行の拡大が懸念されます。手洗い等感染予防を心掛けましょう。
○マイコプラズマ肺炎 :雲南圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告が続いています。
○感染性胃腸炎(ロタ) :出雲圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
○感染性胃腸炎 :A群ロタウイルス、サポウイルス及びアストロウイルスが検出されています。
○咽頭結膜熱 :アデノウイルス1型、2型及び3型が検出されていますが、中でもアデノウイルス3型の検出数が多く、流行が長びくことが懸念されます。
○熱性疾患 :生後3か月までの乳児の症例から、パレコウイルス3型が検出されています。新生児の場合、敗血症や髄膜脳炎など重症となる場合があり注意が必要です。
○肺・気管支炎 :ヒトメタニューモウイルス及びライノウイルスが検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
感染性胃腸炎横這横這横這 横這横這
A群溶連菌咽頭炎横這横這横這 横這横這×
咽頭結膜熱増加横這増加 横這報告なし×
ヘルパンギーナ増加増加増加 増加横這
伝染性紅斑横這増加横這 横這報告なし×
流行性耳下腺炎増加横這増加 横這報告なし×

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
感染性胃腸炎発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ 咽頭結膜熱発生推移グラフ
ヘルパンギーナ発生推移グラフ 伝染性紅斑発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ
凡例
推移グラフ一覧
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