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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2016年 第16週 (4/18〜4/24) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 腸管出血性大腸菌感染症(O26)が4件[3](松江圏域)、つつが虫病が1件(雲南圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症 ( )内数字は、週の定点当り患者報告数
○インフルエンザ :県内全域(3.7)の患者報告数は減少していますが、大田圏域(14.7)では注意報レベル(10.0)を超える流行が続いています。A型及びB型が医療機関で検出(迅速診断)されています。うがい・手洗いの励行等感染予防を心掛けましょう。
○感染性胃腸炎 :県内全域(11.4)の患者報告数は西部を中心に増加傾向を示しており、大田圏域(17.5)、出雲圏域(15.8)、益田圏域(15.3)及び松江圏域(12.3)で定点当り10.0人を超える流行となっています。 手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(1.8)の患者報告数はほぼ横ばいですが、大田・隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。
〇咽頭結膜熱 :出雲圏域(3.8)で増加し警報レベル(3.0)を超える流行となっています。また、益田圏域(1.7)で増加しているほか、松江圏域(1.0)及び浜田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○流行性耳下腺炎 :益田圏域(5.7)で増加し注意報レベル(3.0)を超える流行となっているほか、松江圏域(0.4)及び浜田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○伝染性紅斑 :出雲圏域(1.0)、松江(0.7)、浜田圏域(0.3)及び益田圏域(0.3)で患者発生報告が続いています。
○マイコプラズマ肺炎 :雲南圏域(4.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
○感染性胃腸炎(ロタ) :西部を中心に流行しており、益田圏域(14.0)、松江圏域(3.0)及び大田圏域(3.0)のほか、雲南圏域を除く各基幹病院定点で患者発生報告があります。手洗いの励行、オムツの適切な処理等、まん延防止対策の徹底に注意しましょう。
3)主な病原体の分離状況等
○インフルエンザ :患者数の減少に伴い、3月下旬以降は検出数も減少しています。B型(山形系統)は継続して検出されていますが、B型(ビクトリア系統)及びA2009型は散発的な検出となっています。
○感染性胃腸炎 :県内全域でA群ロタウイルス及びノロウイルスGUが多数検出されており、特に2月以降はA群ロタウイルスが増加しています。
○咽頭結膜熱 :アデノウイルス3型及びアデノウイルス1型が検出されています。
○肺・気管支炎 :ヒトメタニューモウイルス及びRSウイルスが散発的に検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
インフルエンザ減少横這減少 減少横這
感染性胃腸炎横這横這横這 増加横這
A群溶連菌咽頭炎横這横這横這 横這報告なし×
咽頭結膜熱増加横這増加 増加報告なし×
流行性耳下腺炎増加横這横這× 増加報告なし×
ロタウイルス横這横這減少 増加横這

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
インフルエンザ発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ
咽頭結膜熱発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ ロタウイルス発生推移グラフ
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推移グラフ一覧
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