⇒ 印刷用PDF版
1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
腸管出血性大腸菌感染症(O26)が4件[3](松江圏域)、つつが虫病が1件(雲南圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症 ( )内数字は、週の定点当り患者報告数
○インフルエンザ
:県内全域(3.7)の患者報告数は減少していますが、大田圏域(14.7)では注意報レベル(10.0)を超える流行が続いています。A型及びB型が医療機関で検出(迅速診断)されています。うがい・手洗いの励行等感染予防を心掛けましょう。
○感染性胃腸炎
:県内全域(11.4)の患者報告数は西部を中心に増加傾向を示しており、大田圏域(17.5)、出雲圏域(15.8)、益田圏域(15.3)及び松江圏域(12.3)で定点当り10.0人を超える流行となっています。
手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
○A群溶連菌咽頭炎
:県内全域(1.8)の患者報告数はほぼ横ばいですが、大田・隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。
〇咽頭結膜熱
:出雲圏域(3.8)で増加し警報レベル(3.0)を超える流行となっています。また、益田圏域(1.7)で増加しているほか、松江圏域(1.0)及び浜田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○流行性耳下腺炎
:益田圏域(5.7)で増加し注意報レベル(3.0)を超える流行となっているほか、松江圏域(0.4)及び浜田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○伝染性紅斑
:出雲圏域(1.0)、松江(0.7)、浜田圏域(0.3)及び益田圏域(0.3)で患者発生報告が続いています。
○マイコプラズマ肺炎
:雲南圏域(4.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
○感染性胃腸炎(ロタ)
:西部を中心に流行しており、益田圏域(14.0)、松江圏域(3.0)及び大田圏域(3.0)のほか、雲南圏域を除く各基幹病院定点で患者発生報告があります。手洗いの励行、オムツの適切な処理等、まん延防止対策の徹底に注意しましょう。
○インフルエンザ
:患者数の減少に伴い、3月下旬以降は検出数も減少しています。B型(山形系統)は継続して検出されていますが、B型(ビクトリア系統)及びA2009型は散発的な検出となっています。
○感染性胃腸炎
:県内全域でA群ロタウイルス及びノロウイルスGUが多数検出されており、特に2月以降はA群ロタウイルスが増加しています。
○咽頭結膜熱
:アデノウイルス3型及びアデノウイルス1型が検出されています。
○肺・気管支炎
:ヒトメタニューモウイルス及びRSウイルスが散発的に検出されています。