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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
結核が1件[1](出雲圏域)、侵襲性インフルエンザ菌感染症が1件(松江圏域)、侵襲性肺炎球菌感染症が1件(隠岐圏域)、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が1件(浜田圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症 ( )内数字は、週の定点当り患者報告数
○インフルエンザ
:県内全域(4.4)の患者報告数は減少していますが、大田圏域(10.0)では注意報レベル(10.0)の流行が続いています。A型及びB型が医療機関で検出(迅速診断)されています。うがい・手洗いの励行等感染予防を心掛けましょう。
○感染性胃腸炎
:県内全域(10.7)の患者報告数はほぼ横ばいですが、大田圏域(18.5)、益田圏域(14.7)、出雲圏域(12.6)及び松江圏域(12.3)で定点当り10.0人を超える流行となっています。手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
○A群溶連菌咽頭炎
:県内全域(1.3)の患者報告数は減少傾向ですが、雲南・大田・隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。
○伝染性紅斑
:県内全域(1.0)の患者報告数は増加しています。特に、出雲圏域(2.4)で警報レベル(2.0)を超える流行となっているほか、雲南・隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があり、今後の動向に注意が必要です。
〇咽頭結膜熱
:出雲圏域(1.6)、松江圏域(0.6)及び浜田圏域(0.7)で患者発生報告があります。
○流行性耳下腺炎
:益田圏域(1.7)、大田圏域(0.5)及び浜田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○流行性角結膜炎
:松江圏域(1.0)で患者発生報告があります。
○マイコプラズマ肺炎
:雲南圏域(1.0)及び大田圏域(1.0)の各基幹病院定点で患者発生報告があります。
○感染性胃腸炎(ロタ)
:県西部を中心に流行しており、益田圏域(18.0)、大田圏域(4.0)、浜田圏域(2.0)、隠岐圏域(2.0)及び出雲圏域(1.0)の各基幹病院定点で患者発生報告があります。手洗いの励行、オムツの適切な処理等、まん延防止対策の徹底に注意しましょう。
○インフルエンザ
:患者数の減少に伴い、3月下旬以降は検出数も減少しています。B型(山形系統)は継続して検出されていますが、B型(ビクトリア系統)及びA2009型は散発的な検出となっています。
○感染性胃腸炎
:県内全域でA群ロタウイルス及びノロウイルスGUが多数検出されており、特に2月以降はA群ロタウイルスが増加しています。
○咽頭結膜熱
:アデノウイルス3型及びアデノウイルス1型が検出されています。
○肺・気管支炎
:ヒトメタニューモウイルス及びコクサッキーウイルスB2型が散発的に検出されています。