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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2016年 第17週 (4/25〜5/1) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が2件[1](出雲圏域1件[1]、浜田圏域1件)、腸管出血性大腸菌感染症(026)が1件(松江圏域)、レジオネラ症が1件(益田圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症 ( )内数字は、週の定点当り患者報告数
○インフルエンザ :県内全域(3.1)の患者報告数は減少していますが、大田圏域(14.3)では注意報レベル(10.0)を超える流行が続いています。A型及びB型が医療機関で検出(迅速診断)されています。 うがい・手洗いの励行等感染予防を心掛けましょう。
○感染性胃腸炎 :県内全域(8.1)の患者報告数は減少していますが、松江圏域(14.9)では定点当り10.0人を超える流行が続いています。手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(2.4)の患者報告数は、松江圏域(5.3)を中心にやや増加傾向を示しており、隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。
〇咽頭結膜熱 :出雲圏域(3.6)で警報レベル(3.0)を超える流行が続いています。また、益田圏域(1.7)で増加傾向を示しているほか、松江圏域(0.6)及び浜田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○伝染性紅斑 :出雲圏域(1.8)、松江(0.6)及び浜田圏域(0.3)で患者発生報告が続いています。
○流行性耳下腺炎 :益田圏域(1.7)、大田圏域(0.5)及び松江圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○流行性角結膜炎 :出雲圏域(1.0)で患者発生報告があります。
○無菌性髄膜炎 :松江圏域(1.0)及び出雲圏域(0.5)の各基幹病院定点で患者発生報告があります。
○マイコプラズマ肺炎 :雲南圏域(2.0)及び浜田圏域(1.0)の各基幹病院定点で患者発生報告があります。
○感染性胃腸炎(ロタ) :県内全域(1.3)の患者報告数は減少していますが、雲南圏域及び隠岐圏域を除く各基幹病院定点で患者発生報告があります。手洗いの励行、オムツの適切な処理等、まん延防止対策の徹底に注意しましょう。
3)主な病原体の分離状況等
○インフルエンザ :4月以降、東部ではB型(山形系統)が、西部ではB型(ビクトリア系統、山形系統)が、中部ではB型(山形系統、ビクトリア系統)及びA2009型が検出されています。
○感染性胃腸炎 :県内全域でA群ロタウイルス及びノロウイルスGUが多数検出されており、特に2月以降はA群ロタウイルスが増加しています。
○咽頭結膜熱 :アデノウイルス3型及びアデノウイルス1型が検出されています。
○肺・気管支炎 :ヒトメタニューモウイルス及びRSウイルスが散発的に検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
インフルエンザ横這横這横這 横這横這
感染性胃腸炎横這横這減少 減少横這
A群溶連菌咽頭炎横這増加横這 横這報告なし×
咽頭結膜熱増加横這増加 増加報告なし×
伝染性紅斑横這横這横這 横這報告なし×
ロタウイルス減少横這減少 減少横這×

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
インフルエンザ発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ
咽頭結膜熱発生推移グラフ 伝染性紅斑発生推移グラフ ロタウイルス発生推移グラフ
凡例
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