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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2016年 第14週 (4/4〜4/10) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 日本紅斑熱が1件(益田圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症 ( )内数字は、週の定点当り患者報告数
○インフルエンザ :県内全域(5.3)の患者報告数は減少していますが、大田圏域(12.7)では定点当り10.0人を超える流行が続いています。A型及びB型が医療機関で検出(迅速診断)されています。 うがい・手洗いの励行等感染予防を心掛けましょう。
○感染性胃腸炎 :県内全域(9.7)の患者報告数はほぼ横ばいですが、大田圏域(21.5)及び益田圏域(12.3)で増加しているほか、松江圏域(11.3)で定点当り10.0人を超える流行となっています。 手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(1.7)の患者報告数は横ばいです。大田圏域及び隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。
〇咽頭結膜熱 :出雲圏域(1.2)、松江圏域(0.7)及び益田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○伝染性紅斑 :県内全域(0.4)はほぼ横ばいですが、隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。
○流行性耳下腺炎 :益田圏域(1.3)、松江圏域(0.3)及び出雲圏域(0.2)で患者発生報告があります。
○流行性角結膜炎 :浜田圏域(1.0)で患者発生報告があります。
○感染性胃腸炎(ロタ) :益田圏域(27.0)で患者報告数が急増しているほか、大田圏域(4.0)、出雲圏域(2.5)、松江圏域(2.0)及び浜田圏域(1.0)の各基幹病院定点で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
○インフルエンザ :患者の減少に伴い、ウイルス検出数も減少しています。A2009型及びB型(ビクトリア系統、山形系統)は継続的に検出されています。県西部ではB型(山形系統)が多く検出されています。
○感染性胃腸炎 :県内全域でA群ロタウイルス及びノロウイルスGUが多数検出されており、特に2月以降はA群ロタウイルスが増加しています。また、東部・中部で散発的にサポウイルス、アストロウイルス、 コクサッキーウイルスB2型が検出されています。
○咽頭結膜熱 :東部の検体からアデノウイルス3型が検出されています。
○肺・気管支炎 :ヒトメタニューモウイルス、コクサッキーウイルスB2型が散発的に検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
インフルエンザ減少減少減少 減少横這
感染性胃腸炎横這減少減少 増加横這
A群溶連菌咽頭炎減少横這減少 横這横這×
咽頭結膜熱減少横這減少 横這報告なし×
流行性耳下腺炎横這横這横這 横這報告なし×
ロタウイルス急増横這横這 急増横這×

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
インフルエンザ発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ
咽頭結膜熱発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ ロタウイルス発生推移グラフ
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