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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2016年 第13週 (3/28〜4/3) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が2件[1](松江圏域)、侵襲性肺炎球菌感染症が1件(松江圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症 ( )内数字は、週の定点当り患者報告数
○インフルエンザ :県内全域(9.9)の患者報告数は減少し警報解除レベル(10.0)未満となりましたが、大田圏域(16.0)、出雲圏域(13.6)及び益田圏域(13.4)では、定点当り10.0人を超える流行が続いています。 A型及びB型が医療機関で検出(迅速診断)されています。うがい・手洗いの励行等感染予防を心掛けましょう。
○感染性胃腸炎 :県内全域(10.7)の患者報告数は第12週に比べやや増加しています。特に、出雲圏域(15.4)、松江圏域(14.3)及び雲南圏域(11.5)で定点当り10.0人を超える流行となっています。手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(1.8)の患者報告数は横ばいです。大田圏域及び隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。
〇咽頭結膜熱 :出雲圏域(2.2)、松江圏域(1.0)、益田圏域(1.0)及び浜田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○流行性耳下腺炎 :益田圏域(2.0)、浜田圏域(0.7)、松江圏域(0.3)及び出雲圏域(0.2)で患者発生報告があります。
○伝染性紅斑 :出雲圏域(1.4)、隠岐圏域(1.0)及び益田圏域(0.7)で患者発生報告があります。
○感染性胃腸炎(ロタ) :大田圏域(11.0)で患者報告数が増加しているほか、出雲圏域(5.5)で流行が続いています。
3)主な病原体の分離状況等
○インフルエンザ :患者の減少に伴い、ウイルス検出数も減少しています。A2009型及びB型(ビクトリア系統、山形系統)は継続的に検出されていますが、A香港型は散発的な検出となっています。
○感染性胃腸炎 :県内全域でA群ロタウイルス及びノロウイルスGUが多数検出されており、特に2月以降はA群ロタウイルスが増加しています。また、東部・中部で散発的にサポウイルス、アストロウイルス、コクサッキーウイルスB2型が検出されています。
○咽頭結膜熱 :東部の検体からアデノウイルス3型が検出されています。
○肺・気管支炎 :ヒトメタニューモウイルス、コクサッキーウイルスB2型が散発的に検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
インフルエンザ減少減少減少 減少横這
感染性胃腸炎横這減少横這 横這横這
A群溶連菌咽頭炎減少横這減少 横這横這×
咽頭結膜熱減少横這減少 横這報告なし×
流行性耳下腺炎横這横這横這 横這報告なし×
伝染性紅斑横這横這×横這 横這横這

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
インフルエンザ発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ
咽頭結膜熱発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ 伝染性紅斑発生推移グラフ
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