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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2016年 第1週 (1/4〜1/10) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が3件(松江圏域2件、出雲圏域1件)、侵襲性肺炎球菌感染症が1件(出雲圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症 ( )内数字は、週の定点当り患者報告数
○インフルエンザ :県内全域(0.8)の患者報告数は徐々に増加しています。松江圏域(2.4)で流行開始の目安となるレベル(1.0)を超えたほか、益田圏域(0.8)及び県央圏域(0.3)で患者発生報告があります。松江・益田圏域ではA型及びB型、県央圏域ではB型が各々医療機関で検出(迅速診断)されており、今後の動向に注意が必要です。
○感染性胃腸炎 :★島根県薬事衛生課から 冬季の食中毒注意報 が発表されています。★
県内全域(5.5)の患者報告数はほぼ横ばいです。松江圏域(9.9)及び県央圏域(8.5)等各圏域で患者発生報告があります。手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
○RSウイルス感染症 :県内全域(2.0)の患者報告数は第50週をピークに減少傾向ですが、出雲圏域(4.1)で増加しているほか、隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(2.3)の患者報告数は過去5年間の同期と比較して多い状況が続いています。出雲圏域(3.6)、松江圏域(3.4)、雲南圏域(3.0)、益田圏域(1.3)及び大田圏域(0.5)で患者発生報告があります。
○流行性耳下腺炎 :県内全域(0.9)の患者報告数は西部を中心に増加しています。大田圏域(3.0)、益田圏域(2.7)、浜田圏域(1.7)、出雲圏域(0.2)及び松江圏域(0.1)で患者発生報告があります。9月以降増減を 繰り返しながらも増加傾向を示しており注意が必要です。
〇咽頭結膜熱 :県内全域(0.9)の患者報告数は2015年第53週に比べ減少しています。出雲圏域(2.2)、益田圏域(1.0)、松江圏域(0.9)及び浜田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○流行性角結膜炎 :出雲圏域(1.0)で患者発生報告があります。学校欠席者情報収集システムによると、松江圏域で患者発生報告が続いています。手洗い等感染予防を心掛けましょう。
〇細菌性髄膜炎 :松江圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
〇マイコプラズマ肺炎 :雲南圏域(2.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
〇クラミジア肺炎 :出雲圏域(0.5)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
○インフルエンザ :第1週に東部でA2009型が検出されています。
○感染性胃腸炎 :県内全域でノロウイルスGUが多数検出されているほか、エンテリック・アデノウイルス、A群ロタウイルスも散発的に検出されています。
○肺・気管支炎 :RSウイルス、アデノウイルス1型、2型が検出されています。
○咽頭結膜熱 :アデノウイルス5型が検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
インフルエンザ横這横這横這× 横這報告なし×
感染性胃腸炎横這横這横這 減少減少
RSウイルス感染症減少横這増加 急減報告なし×
A群溶連菌咽頭炎減少減少横這 横這横這×
流行性耳下腺炎横這横這横這 増加報告なし×
咽頭結膜熱横這横這横這 横這報告なし×

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
インフルエンザ発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ RSウイルス感染症発生推移グラフ
A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ 咽頭結膜熱発生推移グラフ
凡例
推移グラフ一覧
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