○手足口病 ：県内全域(2.5)の患者報告数はほぼ横ばいですが、大田圏域(7.0)では警報レベル(5.0)を超える流行が第22週以降続いています。また、浜田圏域(3.0)、松江圏域(2.6)及び出雲圏域(2.0)で定点当り2.0人を超える流行となっており注意が必要です。

○A群溶連菌咽頭炎 ：県内全域(4.4)の患者報告数は例年の同期と比較し多い状態が続いており、益田圏域(6.0)、出雲圏域(5.6)及び松江圏域(4.9)で定点当り4.0人を超える流行となっています。

○咽頭結膜熱 ：県内全域(1.2)の患者報告数はほぼ横ばいですが、出雲圏域(3.8)では警報レベル(3.0)を超える流行が4月中旬以降続いており注意が必要です。

○感染性胃腸炎 ：県内全域(7.5)の患者報告数は5月中旬以降やや増加傾向です。松江圏域(12.6)及び大田圏域(10.5)では患者報告数が定点当り10.0人を超える流行となっています。また、益田圏域の基幹病院定点から、ロタウイルスによる患者発生報告が3件あります。手洗いの励行をし、食品の取り扱いに注意しましょう。

○流行性耳下腺炎 ：出雲圏域(1.2)、松江圏域(0.6)及び雲南圏域(0.5)で患者発生報告があります。

○伝染性紅斑 ：浜田圏域(0.3)で患者発生報告があります。

○手足口病 ：検出数は少なくなりましたが、浜田圏域の患者からはコクサッキーウイルスA16型、松江・雲南・出雲圏域の患者からはコクサッキーウイルスA6型が検出されています。

○咽頭結膜熱 ：アデノウイルス1型、2型が検出されています。

○感染性胃腸炎 ：A群ロタウイルス、ノロウイルスG1、エンテリックアデノウイルスが検出されています。