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前月へ 島根県感染症情報(月報) 2014年3月 次月へ
県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が10件[2](松江圏域2件、出雲圏域5件、浜田圏域1件[1]、益田圏域2件[1])、A型肝炎が1件( 出雲圏域)、ウイルス性肝炎(E型肝炎及びA型肝炎を除く)が1件(松江圏域)、クロイツフェルト・ヤコ ブ病が1件(浜田圏域)報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) : 1月 2,560件 、2月 4,068件、3月 3,820件
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
○インフルエンザ :(73.3)。全県的に第9週[25.8]をピークに第12週[19.1]へと漸減し、第13週[11.6]に急減しました が、注意報レベル[10.0]を超えています。全県で流行の動きは類似していますが、第12週では東部[25.7 ]が2度目のピークとなり、第13週でも出雲圏域[16.2]と益田圏域[15.2]で流行があります。
○咽頭結膜熱 :(7.3)。出雲圏域(18)では昨年9月から、松江圏域(7)では昨年12月から小流行が続いています。
○A群溶連菌咽頭炎 :(7.7)。出雲圏域(18)及び雲南圏域(12)で小流行がみられますが、中旬から減少しています。
○感染性胃腸炎 :(22.3)。12月のピーク時から減少し続けていますが、大田圏域(53)のみ2月から増加し流行しています。
○RSウイルス感染症 :(1.0)。全県的に9月をピークに漸減し、散発的になりました。東部(3)ではやや流行しています。
発生推移グラフ グラフ凡例
インフルエンザ報告推移グラフ 咽頭結膜熱報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 流行性角結膜炎の患者報告が1件ありました。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が8件、性器ヘルペスウイルス感染症が1件、尖圭コンジローマが1件、淋菌感染症が7件の患者報告が  ありました。
5)基幹病院報告
○細菌性髄膜炎 :中部で高齢者1件の報告があります。
○マイコプラズマ肺炎 :浜田圏域で2件の報告があります。
○感染性胃腸炎(ロタ) :出雲圏域で3件及び益田圏域で1件の報告があります。昨年10月から報告することとなりましたが、12 月以降、毎月4〜6件の報告があります。
○メシチリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :37件の報告があり、西部からの報告が78.4%を占めています。
2.病原体検出情報(3月までの検出結果)
 インフルエンザからはA2009型(AH1)、A香港型(AH3)、B型が継続的に検出されていますが、3月はB型の検出数が増加しまし た。肺・気管支炎からはヒトメタニューモウイルス、ライノウイルス、ボカウイルスなどが検出されています。感染性胃腸炎 からはノロウイルスG2型、サポウイルスのほか、A群ロタウイルス、腸管アデノウイルスが検出されています。
2014年2月 から 2014年3月まで の診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所
ウイルス名アデノエコーエンテロインフルエンザライノヒトメタニューモ ヒトボカ腸管アデノA群ロタノロサポ 風しん合計
1234671 AH1AH3BG2
インフルエンザ  1   4811 33        93
咽頭結膜熱   1              1
感染性胃腸炎1  2         1145 14
手足口病     1            1
咽頭炎 1 1       11     4
肺・気管支炎1   1 1   141     9
熱性疾患   1  11          3
先天性風しん症候群                 22
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