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前月へ 島根県感染症情報(月報) 2014年2月 次月へ
県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が9件[3](松江圏域4件[1]、出雲圏域2件[1]、浜田圏域1件、益田圏域1件[1]、隠岐圏域1件)、 腸管出血性大腸菌感染症が1件(大田圏域)、日本紅斑熱が1件(出雲圏域)、レジオネラ症が1件(出雲 圏域)報告されています。
*定点からの報告患者数(4週換算) : 12月 2,077件、1月 2,560件 、2月 4,068件
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
○インフルエンザ :(75.9)。流行は、全県的に第6週[12.7]から第9週[25.8]へと急速に拡大し、中部では第9週[31.9]に警報 レベルを超えています。全国的には第5週[34.5]にピークとなったのに比べ、本県の流行の立ち上がりは遅 かったものの、流行規模は全国とほぼ同様となっています。
○咽頭結膜熱 :(6.7)。出雲圏域(18)では昨年9月から、松江圏域(6)及び雲南圏域(7)では昨年12月からで小流行が続い ています。
○A群溶連菌咽頭炎 :(8.0)。県内全域で患者報告はありますが、特に、出雲圏域(19)及び雲南圏域(10)で流行しています。
○感染性胃腸炎 :(26.4)。12月のピーク時に比較し半減していますが、大田圏域(44)のみ前月より増加し、やや多い状況です。
○水痘 :(5.2)。12月をピークに漸減していますが、大田圏域(15)では増加し、益田圏域(13)では前月から引き続 き多い状況です。
○RSウイルス感染症 :(1.7)。全県的に9月をピークに漸減し、例年とは異なる経過となっていますが、中部(3)ではやや多い状況です。
発生推移グラフ グラフ凡例
インフルエンザ報告推移グラフ 咽頭結膜熱報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 流行性角結膜炎の患者報告が1件ありました。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が7件、性器ヘルペスウイルス感染症が1件、淋菌感染症が10件の患者報告がありました。
5)基幹病院報告
○マイコプラズマ肺炎 :全国的には非流行期ですが、今年になり、中部で9件、大田圏域で9件、浜田圏域で7件の報告があ りました。
○感染性胃腸炎(ロタ) :前月に引き続き、益田圏域で4件の報告がありました。
○メシチリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :41件の報告があり、西部からの報告が73%を、70歳以上の報告が80%を占めています。
2.病原体検出情報(2月までの検出結果)
 インフルエンザからはA香港型(AH3)が県下全域、A2009型とB型が隠岐を除く全域で検出されていますが、2月にはB型の検出 数が増加しました。肺・気管支炎からRSウイルス、アデノウイルス6型が検出されています。アデノウイルス6型はインフルエ ンザ、熱性疾患からも検出されています。感染性胃腸炎からはノロウイルスG2型、サポウイルスが検出されています。
2014年1月 から 2014年2月まで の診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所
ウイルス名アデノコクサッキーAエコーエンテロインフルエンザRSヒトメタニューモ ヒトボカノロサポ風しん合計
124686 71AH1AH3BG2
インフルエンザ   411 5216 181     93
咽頭結膜熱1 1              2
感染性胃腸炎1 2           153 21
手足口病      1          1
咽頭炎 12         11   5
肺・気管支炎1  211     2 1   8
熱性疾患   1   1 1   1   4
先天性風しん症候群                66
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