⇒ 印刷用PDF版
1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
結核が2件[1](松江圏域1件[1]、益田圏域1件)報告されています。
2)定点報告5類感染症 ( )内数字は、週の定点当り患者報告数
○手足口病
:患者報告数は、8月上旬第32週(8.4)をピークに、第36週(4.5)と減少傾向ですが、隠
岐圏域(9.0)では再び急増し、松江圏域(7.7)と共に警報レベル(5.0)を超える流行と
なっています。
○ヘルパンギーナ
:患者報告数は、8月上旬第32週(2.7)をピークに、第36週(0.6)と減少しています。
○感染性胃腸炎
:6月中旬第25週以降、定点当りの患者報告数は5〜6人で横ばい状態です。
○RSウイルス感染症
:8月中旬第33週から患者報告数が急増し、第35週(3.0)をピークに、第36週(2.1)と減
少傾向に転じていますが、松江・雲南・出雲・益田圏域で流行しており注意が必要です。
○咽頭結膜熱
:出雲圏域で患者報告数が急増しており注意が必要です。
○A群溶連菌咽頭炎
:松江・雲南・出雲・大田圏域で散発的な患者報告があります。
○無菌性髄膜炎
:出雲圏域及び大田圏域の基幹病院定点から患者報告があります。
○手足口病
:隠岐圏域では7〜8月にコクサッキーウイルスA6型が検出されています。他の地域では6
月までコクサッキーウイルスA6型が、7月以降、東部(隠岐圏域を除く)ではコクサッ
キーウイルスA16型とエンテロウイルス71型、中部ではコクサッキーウイルスA10型と
エンテロウイルス71型、西部ではコクサッキーウイルスA16型が主に検出されています。
○ヘルパンギーナ
:コクサッキーウイルスA6、A8、A10型、エンテロウイルス71型が検出されています。
○感染性胃腸炎
:検出数は少ないですが、ノロウイルスG1、G2、サポウイルスが検出されています。
○呼吸器感染症
:RSウイルス、ヒトメタニューモウイルス、パラインフルエンザウイルス3型、ボカウ
イルスが検出されています。
○無菌性髄膜炎
:中部ではエコーウイルス6型、30型の検出が続いています。
記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし
過去4週の流行の推移
:急増 :増加傾向
:急減 :減少傾向
:横這 :報告なし