1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
結核が6件[4](松江圏域2件、出雲圏域2件[2]、浜田圏域1件[1]、益田圏域1件[1])、腸管出
血性大腸菌感染症が18件[13](大田圏域17件[12]、隠岐圏域1件[1])、レジオネラ症が2件(出
雲圏域)、ウイルス性肝炎が1件(出雲圏域)、侵襲性肺炎球菌感染症が5件(松江圏域2件、出雲圏域3件)報告されています。
*定点からの報告患者数(4週換算) : 9月 1,363件、 10月 1,084件、 11月 1,413件
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
○インフルエンザ
:(0.24)。中部で第46週から報告が続き、第48週には、出雲圏域で[0.56]と流行開始の目安となる[1.0
]に近づいています。
○咽頭結膜熱
:(4.0)。今夏大きな流行はありませんでしたが、出雲圏域を中心に、中部、東部で流行しています。
○感染性胃腸炎
:(37.1)。流行期に入り、松江圏域(71)、隠岐圏域(44)及び大田圏域(38)で患者報告数が多くなっていま
す。
○水痘
:(4.8)。流行期に入り、中部(8)で大きな流行となっているほか、松江圏域(5)でも患者報告数が増加して
います。
○手足口病
:(4.0)。雲南圏域(14)及び大田圏域(8)で患者報告数が再び増加し、流行が続いています。
3)眼科定点報告
流行性角結膜炎の患者報告が出雲圏域で3件、浜田圏域で1件ありました。
4)性感染症報告
性器クラミジア感染症が7件、性器ヘルペスウイルス感染症が2件、尖圭コンジローマが2件、淋菌感染症が6件の患者報告
がありました。
5)基幹病院報告
○マイコプラズマ肺炎
:患者報告が10件ありました。全国的には非流行期で、島根県でも昨年同期の32件(4週換算)に比べ
少ない状況ですが、西部及び隠岐圏域で報告が続いています。
2.病原体検出情報(11月までの検出結果)
感染性胃腸炎の流行に伴い、ノロウイルスG2型の検出数が増加しました。肺・気管支炎、熱性疾患等からRSウイルス、ライ
ノウイルスが検出されています。手足口病は散発的な発生となりましたが、エンテロウイルス71型が検出されています。
ウイルス名 | アデノ | コクサッキーA | コクサッキーB | エコー | エンテロ | パラインフルエンザ | RS | ライノ | ヒトメタニューモ | ノロ | アストロ | 合計 | |||||||
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型 | 1 | 2 | 5 | 10 | 1 | 2 | 6 | 11 | 25 | 30 | 68 | 71 | 2 | G2 | |||||
感染性胃腸炎 | 2 | 2 | 1 | 5 | 6 | 2 | 18 | ||||||||||||
手足口病 | 5 | 5 | |||||||||||||||||
ヘルパンギーナ | 3 | 1 | 1 | 5 | |||||||||||||||
咽頭炎 | 1 | 1 | 1 | 3 | 6 | ||||||||||||||
肺・気管支炎 | 1 | 1 | 1 | 1 | 5 | 2 | 1 | 12 | |||||||||||
熱性疾患 | 1 | 1 | 2 | 2 | 1 | 1 | 3 | 11 | |||||||||||
発疹症 | 1 | 1 | 2 | ||||||||||||||||
無菌性髄膜炎 | 2 | 2 |