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1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
結核が6件[4](松江圏域1件、出雲圏域2件[1]、浜田圏域3件[3])、
腸管出血性大腸菌感染症が1件[1](松江圏域:O157)報告されて
います。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ
:県内全域の報告患者数は第18週以降、定点あたり1人以下で推移し終息に向かってい
ますが、松江・益田圏域では依然10人前後の患者報告があります。
○ヘルパンギーナ
:大田・浜田圏域で報告患者数が増加しました。初夏に流行する感染症ですので動向に
注意してください。
○A群溶連菌咽頭炎
:報告患者数は中部で増加傾向ですが、東部・西部では横ばいです。
○水痘
:雲南圏域で報告患者数が増加傾向です。
○感染性胃腸炎
:県内全域で例年に比べ、報告患者数が多い状態が続いています。
○伝染性紅斑
:報告患者数は松江圏域では減少傾向ですが、益田圏域では多い状態が続いています。
○マイコプラズマ肺炎
:雲南・浜田圏域で患者報告が続いています。
○インフルエンザ
:4月以降、B型のみが検出されていましたが、第19週に西部、第21週に中部でA香港(AH3)
型が検出されています。
○感染性胃腸炎
:ノロウイルスG2型、腸管アデノウイルス、A群ロタウイルス、サポウイルスが検出されており、
A群ロタウイルスの検出率が高くなっています。
○熱性疾患
:コクサッキーウイルスB5型、RSウイルス、ライノウイルス、ヒトボカウイルスが検出されています。
○咳症候群
:パラインフルエンザ1型が検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名 | 全県 | 東部 | 中部 | 西部 |
---|---|---|---|---|
インフルエンザ | ○ | ○ | △ | ○ |
ヘルパンギーナ | ○ | △ | × | ◎ |
A群溶連菌咽頭炎 | ○ | △ | ○ | ○ |
水痘 | ○ | ○ | ○ | ○ |
感染性胃腸炎 | ◎ | ○ | ○ | ◎ |
伝染性紅斑 | ◎ | △ | × | ◎ |
記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし
過去4週の流行の推移
:急増 :増加傾向
:急減 :減少傾向
:横這 :報告なし