1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
結核が16件[2](松江圏域5件、雲南圏域3件、出雲圏域2件[1]、浜田圏域1件、益田圏域
1件、大田圏域3件[1]、隠岐圏域1件)、腸管出血性大腸菌感染症が3件[1](松江圏域
O157:2件[1]、雲南圏域O157:1件)、日本紅斑熱が2件(松江圏域1件、出雲圏域1件)、レジオネラ症が1件(出雲圏域)、
梅毒が1件[1](松江圏域)報告されています。
*定点からの報告患者数(4週換算):5月 1,770件、6月 1,337件、7月 1,139件
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算)
○ヘルパンギーナ
:(6.9)。28週をピークに主に松江圏域(16)や中部(10)で流行しましたが、7月の手足口病との合
計件数は、過去5年で最少となっています。
○感染性胃腸炎
:(24.8)。26週頃より非流行期になりましたが、7月としては、過去5年で最多でした。松江圏域(44)、
大田圏域(43)でやや多いようです。
○水痘
:(3.7)。非流行期になりましたが、雲南圏域(20)では流行が大きくなりました。
3)眼科定点報告
出雲圏域で急性出血性結膜炎の報告が1例ありました。
4)性感染症報告
性器クラミジア感染症が11件、性器ヘルペスウイルス感染症が3件、尖圭コンジローマが1件、淋菌感染症が3件の患
者報告がありました。
5)基幹病院報告
○細菌性髄膜炎
:本年は乳幼児の報告がありません。
○マイコプラズマ肺炎
:浜田圏域で流行が続き、この圏域の本年度の累計は108件になりました。
2.病原体検出情報(7月までの検出結果)
ヘルパンギーナからコクサッキーウイルスA4型、無菌性髄膜炎からコクサッキーウイルスB5型、エコーウイルス9型が検
出されています。感染性胃腸炎からは例数は少ないものの、A群ロタウイルス、ノロウイルスG2型、腸管アデノウイルス、
アストロウイルス、サポウイルスなど多種類のウイルスが検出されています。熱性疾患からはアデノウイルス2型、コクサッ
キーウイルスA4、A12型、B5型、パラインフルエンザウイルス2型、3型、ライノウイルス等多種類のウイルスが検出さ
れています。
ウイルス名 | アデノ | コクサッキーA | コクサッキーB | エコー | インフルエンザ | パラインフルエンザ | RS | ライノ | ヒトボカ | 腸管アデノ | A群ロタ | ノロウイルス | サポウイルス | アストロ | 合計 | |||||||
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型 | 1 | 2 | 31 | 4 | 10 | 12 | 5 | 9 | AH3 | B | 2 | 3 | G2 | |||||||||
インフルエンザ | 2 | 5 | 1 | 8 | ||||||||||||||||||
感染性胃腸炎 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 11 | 2 | 3 | 3 | 25 | |||||||||||
手足口病 | 1 | 1 | 2 | |||||||||||||||||||
ヘルパンギーナ | 13 | 13 | ||||||||||||||||||||
咽頭炎 | 4 | 1 | 2 | 7 | ||||||||||||||||||
肺・気管支炎 | 1 | 1 | 2 | |||||||||||||||||||
熱性疾患 | 1 | 3 | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 | 1 | 11 | |||||||||||||
発疹症 | 1 | 3 | 4 | |||||||||||||||||||
無菌性髄膜炎 | 2 | 1 | 3 |