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前月へ 島根県感染症情報(月報) 2012年8月 次月へ
県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が21件[6](松江圏域5件、雲南圏域4件[1]、出雲圏域2件[1]、浜田圏域2件、益田圏域 2件[1]、大田圏域3件、隠岐圏域3件[3])、腸管出血性大腸菌感染症が7件[2](松江圏域 O121:1件、出雲圏域O145:3件[1],O157:3件[1])、ウイルス性肝炎が1件(B型:出雲圏域)、クロイツフェルト・ヤコブ病が 1件(出雲圏域)、風しんが1件(大田圏域)報告されています。
*定点からの報告患者数(4週換算):6月 1,337件、 7月 1,139件、 8月 874件
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算)
○ヘルパンギーナ :(4.0)。松江圏域(6)、中部地区(3)の流行は小さくなりましたが、34週より隠岐圏域(15)で流行し てきました。
○RSウイルス感染症 :9件。前月からの累計は15件と昨年同期の6件より多くなっています。全国的に昨年と同様の早い 立ち上がりになっています。
○感染性胃腸炎 :(23.6)。非流行期ですが、例年よりやや多いようです。前月と同様に松江圏域(40)と大田圏域(37) でやや多くなっています。
○流行性耳下腺炎 :(1.6)。依然として雲南圏域(17)で流行が続いています。
発生推移グラフ グラフ凡例
ヘルパンギーナ報告推移グラフ マイコプラズマ肺炎報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 患者報告はありませんでした。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が14件、性器ヘルペスウイルス感染症が2件、尖圭コンジローマが3件、淋菌感染症が7件の患者 報告がありました。
5)基幹病院報告
○細菌性髄膜炎 :出雲圏域で乳児(10か月、肺炎球菌)の報告が1件ありました。
○マイコプラズマ肺炎 :浜田圏域で流行が続き、中部地区、大田圏域でも再び増加し始めました。
○薬剤耐性緑膿菌感染症 :2月に1件報告があって以降、報告がありません。
2.病原体検出情報(8月までの検出結果)
 ヘルパンギーナからコクサッキーウイルスA2、A4型、無菌性髄膜炎、発疹症からエコーウイルス9型が検出されていま す。感染性胃腸炎からは例数は少ないものの、A群ロタウイルス、ノロウイルスG1、G2型、腸管アデノウイルス、アストロウイ ルス、サポウイルスなど多種類のウイルスが検出されています。熱性疾患からはコクサッキーウイルスA2、A4、A12型、 パラインフルエンザウイルス2型、3型、ヒトメタニューモウイルス等多種類のウイルスが検出されています。
2012年6月 から 2012年8月まで の診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所
ウイルス名アデノコクサッキーAコクサッキーBエコーパラインフルエンザライノヒトメタニューモ サフォードカルディオ腸管アデノA群ロタノロウイルスサポウイルスアストロ 合計
1624125 923AG1G2
感染性胃腸炎     12      11143313
手足口病   1  1             2
ヘルパンギーナ  117               18
咽頭炎   4     11 1      7
肺・気管支炎      1  111       4
熱性疾患  141  31  1       11
発疹症 1 1  3            5
無菌性髄膜炎      4             4
その他11    3   1        6
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