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前月へ 島根県感染症情報(月報) 2012年3月 次月へ
県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報(3月:第9週から第13週)
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は、無症状病原体保有者を再掲
 結核が31件[13](松江圏域7件[6]、雲南圏域6件、出雲圏域9件[4]、大田圏域5件[3]、浜田 圏域2件、益田圏域5件、隠岐圏域1件)、腸管出血性大腸菌感染症が6件[3](雲南圏域O26: 3件[2]、出雲圏域O157:2件[1],O26:1件)、デング熱が1件(出雲圏域)報告されています。
*定点からの報告患者数(4週換算):1月 2,647件、2月 5,102件、3月 2,653件
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算)
○インフルエンザ :(32.8)。全県では第6週[30.7]がピークで、その後急減していき、第11週に[6.9]と注意報レベル以 下となり13週には[4.0]まで低下しました。隠岐圏域では9・10週にほぼ治まった後、12・13週[17]に 再燃しました。浜田・益田圏域も13週[6.5]に尾を引いています。11月以降の累計は6,728件でした。
○A群溶連菌咽頭炎 :(4.4)。12月以降、漸増が続いています。大田圏域(16)で小流行が続き、雲南圏域(8)、益田圏域(7) でも流行してきました。
○感染性胃腸炎 :(38.9)。益田圏域(65)、大田圏域(56)、出雲圏域(42)では中旬、松江圏域(38)では月末に小流行が みられました。
○水痘 :(7.5)。大田圏域(18)と雲南圏域(13)で流行が続いています。
○伝染性紅斑 :(3.4)。大田圏域(6)の流行は半減しましたが、全県で報告があります。
○流行性耳下腺炎 :(1.6)。全県的には流行は終息しましたが、中部(4)で再燃しています。
○RSウイルス感染症 :22件。12月をピークに急減し全県で散発的になりました。
発生推移グラフ グラフ凡例
伝染性紅斑報告推移グラフ マイコプラズマ肺炎報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 患者報告はありませんでした。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が9件、性器ヘルペスウイルス感染症が2件、尖圭コンジローマが1件、淋菌感染症が5件の患 者報告がありました。
5)基幹病院報告
○マイコプラズマ肺炎 :浜田圏域と雲南圏域で流行が続いています。
2.病原体検出情報(3月までの検出結果)
 インフルエンザからはA香港型(AH3)とB型が検出されています。咽頭炎、インフルエンザ等からパラインフルエンザ1型 ・2型が検出されました。感染性胃腸炎からはノロウイルスG2型、腸管アデノウイルス、アストロウイルス、A群ロタウイ ルス、サポウイルスと多種類のウイルスが検出されていますが、3月はA群ロタウイルスの検出数が増加しました。12月以 降、エコーウイルス7型が無菌性髄膜炎、熱性疾患、咽頭結膜熱等から検出されています。麻しん(疑)からパルボウイル スB19型が検出されました。
2012年1月 から 2012年3月まで の診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所
ウイルス名アデノコクサッキーBエコーパラインフルエンザ腸管アデノA群ロタノロウイルスサポウイルスアストロインフルエンザRSヒトメタニューモパルボ合計
145712G1G2AH3BB19
インフルエンザ 1 22       68142  89
咽頭結膜熱1                1
感染性胃腸炎 1    4612433     42
麻疹(疑い)                55
咽頭炎   4 1           5
肺・気管支炎              5  5
熱性疾患  242         21 11
その他              11 2
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