1.県内感染症情報(2月:第5週から第8週)
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は、無症状病原体保有者を再掲
結核が22件[12](松江圏域9件[6]、雲南圏域1件、出雲圏域1件、浜田圏域7件[5]、大田圏
域4件[1])、つつが虫病が1件(雲南圏域)、レジオネラ症が1件(出雲圏域)報告されています。
*定点からの報告患者数(4週換算):12月 2,798件、1月 2,647件、2月 5,102件
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算)
○インフルエンザ
:(100.4)。全県では第6週[30.7]にピークとなり8週には[19.6]と急減しました。東部の流行が大き
く、6週[54]より8週[33]の間、警報レベルを超えました。出雲圏域で5週[35],大田圏域で7週[29],益
田圏域で6週[26]がピークであり、他の地域のピークは10台に止まりました。
○A群溶連菌咽頭炎
:(3.6)。12月以降漸増しています。大田圏域(12)で小流行しています。
○感染性胃腸炎
:(30.3)。1月から横這いに推移しています。益田圏域(54)で流行が続き、大田圏域(46)でも多いです。
○水痘
:(6.8)。雲南圏域(19)と大田圏域(15)では流行が続いていますが、全県では12月以降、漸減してい
ます。
○伝染性紅斑
:(6.8)。1月より大田圏域(15)で流行が続いています。松江圏域(5)では前月より半減したものの、
なおやや多いです。
○流行性耳下腺炎
:(2.3)。雲南圏域(6)で流行し出しました。出雲圏域(4)、大田圏域(4)でもやや多いようです。
3)眼科定点報告
患者報告はありませんでした。
4)性感染症報告
性器クラミジア感染症が8件、性器ヘルペスウイルス感染症が1件、尖圭コンジローマが2件、淋菌感染症が6件の患者
報告がありました。
5)基幹病院報告
○マイコプラズマ肺炎
:全国的に減少傾向にありますが、なお例年同期よりかなり多い状態です。本県は36件と昨年度
からで最多でした。
2.病原体検出情報(2月までの検出結果)
インフルエンザからはA香港型(AH3)とB型が検出されています。咽頭炎、インフルエンザ等からパラインフルエンザ1型
・2型が検出されました。感染性胃腸炎からノロウイルスG2型の他、11月から腸管アデノウイルス、1月にはアストロウイ
ルス、A群ロタウイルス、2月にはサポウイルスが検出されました。12月以降、エコーウイルス7型が無菌性髄膜炎、熱性
疾患、咽頭結膜熱等から検出されました。麻しん(疑)からパルボウイルスB19型が検出されました。
ウイルス名 | アデノ | コクサッキーA | コクサッキーB | エコー | パラインフルエンザ | 腸管アデノ | A群ロタ | ノロウイルス | サポウイルス | アストロ | インフルエンザ | RS | ヒトメタニューモ | パルボ | 合計 | ||||
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型 | 1 | 2 | 5 | 16 | 5 | 7 | 1 | 2 | G2 | AH3 | B | B19 | |||||||
インフルエンザ | 2 | 2 | 71 | 10 | 2 | 87 | |||||||||||||
咽頭結膜熱 | 1 | 1 | 2 | ||||||||||||||||
感染性胃腸炎 | 5 | 1 | 28 | 3 | 2 | 39 | |||||||||||||
手足口病 | 1 | 1 | 2 | ||||||||||||||||
麻疹 | 5 | 5 | |||||||||||||||||
咽頭炎 | 1 | 4 | 1 | 6 | |||||||||||||||
肺・気管支炎 | 1 | 9 | 10 | ||||||||||||||||
熱性疾患 | 1 | 2 | 3 | 2 | 3 | 1 | 12 | ||||||||||||
無菌性髄膜炎 | 1 | 1 |