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1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
結核が3件(松江圏域1件、益田圏域1件、大田圏域1件)報告され
ています。
2)定点報告5類感染症
○手足口病
:県内全域の報告患者数はさらに増加し、定点当たり10.0人を超えました。特に西部地
域で報告患者数の急増が続いています。3種類のウイルスが検出されています。
○ヘルパンギーナ
:松江圏域で報告患者数が増加しています。
○RSウイルス感染症
:松江・益田圏域で複数例の患者報告がありました。例年より早い時期での患者報告で
あり、今後の動向に注意が必要です。
○伝染性紅斑
:県内の報告患者数は増減を繰り返しながら、徐々に減少しています。
○流行性耳下腺炎
:県内全域の報告患者数は漸減傾向です。松江圏域では2010年第16週以降続いていた
患者報告が0となりました。
○手足口病
:コクサッキーウイルスA6、A10、A16型が検出されており、8月以降はコクサッキーウ
イルスA16型の検出割合が増加しています。
○ヘルパンギーナ
:コクサッキーウイルスA6、A10型が検出されています。
○感染性胃腸炎
:サポウイルス、ノロウイルスG1、G2型が検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名 | 全県 | 東部 | 中部 | 西部 |
---|---|---|---|---|
手足口病 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
ヘルパンギーナ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
RSウイルス感染症 | ○ | △ | △ | △ |
伝染性紅斑 | ○ | ○ | △ | △ |
流行性耳下腺炎 | ○ | × | ○ | △ |
水痘 | △ | △ | △ | △ |
記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし
過去4週の流行の推移
:急増 :増加傾向
:急減 :減少傾向
:横這 :報告なし